本日の一冊 その26
『おぼえていてね アーカイブ星ものがたり』
作 市川拓司
絵 こじまさとみ
小学館
アーカイブ星
思い出の中にいる人たちが暮らす星。
「ぼうやが大好きだった人、いまはもういなくなってしまった
あの人も、きっとこの星で静かに暮らしている。
この星で暮らす一人の女の人は、とても寂しい・・・
でもそのさびしい理由が分からずに、探し物の扉へ向かいます。
そこで女の人は男の子と出会い、その子を抱きしめると
女の人の胸の中が、あたたかいものでいっぱいになった。」
「やがてお父さんがやってきて、
男の子はお父さんの胸に飛び込んだ。
お父さんも男の子もホッとしてぽろぽろとなみだをこぼした。
そして、女の人は、帰って行った。」
何年か前に、『いま、会いにゆきます』という映画があった。
(中村獅童と竹内結子)その中に出てくる、アーカイブ星。
この絵本は映画から生まれました。
家族の絆とか子どもを思う母の気持ちとか
じ~んと伝わるお話です。


