本日の一冊 その9
『ぞうれっしゃがやってきた』
作:小出隆司
絵:箕田源二郎
岩崎書店
戦時中のお話。
人間の生活もままならなかったため、
動物たちのえさや警護のための人材を確保するのは難しいことでした。
悲しいことですが、動物たちを銃や毒で、殺さなければなりませんでした・・・
東山動物園の園長さんはゾウだけでも助けて欲しいと
軍部や警察に何度も頼みに行きました。
長かった戦争が終わり・・・・
東京の子ども議会の代表が東山を訪れ、ゾウを貸して欲しいと
園長さんに申し出ます。
戦後殺伐とした中で生きる子どもたちに勇気と希望を与えるため
生き残ったゾウを見せたいとのこと・・・しかしこれは実現しませんでした。
これを知った国鉄が、特別列車(ぞうれっしゃ)を仕立て、子どもたちの夢をかなえてくれたのです。
子どもたちは大喜び。
「みどりにつつまれた、動物園に、『ぞうさんの歌』が、
ひびきわたりました。」
・・・これは今年1月、うちの小学校の6年生が学芸発表会で
披露してくれた作品でした。
とても上手で、内容も濃く、子どもの発表会なのに、
思わず涙ぐんでしまうほどでした。
戦争って悲しいですね・・・私も、今の子どもたちも戦争を知りませんが
繰り返さないためにも、事実を受け止めて、
伝えていかなきゃいけないんだなと思いました。


