意味がわからない。
男たちの言っていることは、
私の世界には入ってこれない。
[雲ひとつない空の下]
同じやりとりを何回も何回も。
男たちは同じ言葉を繰り返す。
[烏が阿呆と鳴いている]
どうすればいいのかわからず、
私は口を閉ざす。
俯く。
[ありが並んで歩いていく]
男がまた同じ言葉を鳴らす。
[少し強い風が吹いてきた]
私は聞こえないフリをする。
乱暴に肩をつかまれる。
男は笑顔というより、
エガオを貼り付けていた。
「気持ち悪い」
私は男を突き飛ばした。
もう一人の男が手を伸ばす。
力一杯ドアを閉める。
「やっぱり甘い…」
男がそう言った気がした。