日当たりの悪い玄関。
転がっている靴。倒れている傘。
蹲る私の頭の中は真っ白に染まっている。


彼は来てくれるはずもない。


ぐちゃぐちゃの気持ちを
よくわからないこの感情を
たとえ、ぶつけたとしても、
八つ当たりにしか変わりなくて。


彼も「ごめんね」としか言わない。







だんだんと真っ白に包まれてゆく。













頭が重い。息が苦しい。







































私は気を失った。



私の名前を呼ぶ声が聞こえた気がした。