「子どもはみんな親を選んで生まれてくる」

「その親を選ぶことで学びたかったことがある」


そんな言葉を、よく目や耳にした。

まるで、それが真実であるかのように、私の周りの人たちは言っていた。だから、私もそれが真実なんだと思わなければいけないような気がしていた。それが真実だと思おうとしてきた。


でも、私の本心はこう思ってる。


そんなワケあるわけねーだろーーー!!

誰が、あんな親を好き好んで選ぶかよ!!

魂の修行?学び?そんなもん知るかー!!


私は、兄といつも「親ガチャ大ハズレやったな」と話しをしている。

私はもっと普通の親に育てて欲しかったと、心の底から思っている。


そんなことを言うと、「いい歳していつまで子どもの時の話をしてるの?」「いい加減、親のせいにするのはやめたら?」「そうは言っても育ててもらったんでしょ?」「親が死んだ時に後悔するよ」なんて言われる。


そんなの、散々自分で自分に言ってきた。

いつまでも子どもの頃の事を引きずって、ずっとグズグズ言ってる自分が、本当に嫌い。

でも、どうしても頭から離れないんだよ。

どうしても忘れられないんだよ。


自己啓発や心理学の本を山ほど読んだ。セミナーにも行った。カウンセリングも受けた。認定カウンセラーの資格も取った。


それでも、やっぱり、子どもの頃の記憶に押しつぶされそうになる。

親を責めて、そんな自分を責めて、どうにもならなくなる。


親を捨てれば、そんな気持ちはなくなるのかもしれない。親を責めることも、自分を責めることもなくなるのかもしれない。


私は、親を捨てようと思った。