昨日の夜に悩んだ結果、俺はねるに告白することを決めた。
"出会ったばかり"そんな事は知ってる
それでも、ねるが素敵な人って事は分かるんだ。
そして今日の夜 ねると会う約束をした
その時の良いタイミングで告白したい...そう思って。
「まなき!ちょっと長濱さんと同じ学校の人に気になる事を聞いたんだけど」
「わりぃ、それまた今度な!」
「おいまなき!」
授業が終わり足早に教室を出ようとすると、織田に声をかけられたが
早く帰りたかった俺は適当に流し 教室を出た。
出てすぐの廊下で、渡邉さんすれ違い目が合ったけど
気まづくて俺は声をかけずに、自分なりの早いスピードで家へと向かった。
それほど今日の夜が楽しみで仕方なかったんだ。
「まなきくんお待たせ!」
昨日と同じ駅前で19時にねると待ち合わせをした。
「ごめんね、今日の朝急に言ったのに」
「ねるも まなきくんと会いたかったよ?」
「なんか照れるな...」
頭をかいて笑う俺と一緒にねるも笑顔を見せる。
その笑った顔が本当に可愛い。
「少し歩いたところに、星を見れるところがあるんだけど、そこに行かない?」
「うん!」
告白する場所は既に決めていた。
前 織田にいい場所を聞いておいてよかった
そう思いながら、情けない話だが緊張で手が震えている気がする。
星を見るために数年前ほどに出来た建物に入る
エレベーターで屋上に上がると、いくつもの望遠鏡が並んでいた。
人も数人しか居ないし、なんだか告白を後押しされている気がする。
空いてる望遠鏡に歩いて、ねるは先に中を覗いた。
「綺麗...星がいっぱいだよ」
「天気がよくて良かった」
「そうだね、あっ まなきくんも見なよ!」
そう言ったねるに手を引かれて、俺も望遠鏡を覗いた。
いくつもの綺麗な星が レンズを通して俺の目に届く。
星を見る機会なんて、都会化が進むこの街ではもうないかもしれない。
「今日初めて望遠鏡で星を見たの、連れてきてくれてありがとう!」
望遠鏡から離れた時、ねるが幸せそうな顔で俺を見た。
この時、ああ告白するなら今だ
そう思った。
「ねる、少しだけ聞いて欲しい」
「どうしたの?」
「俺、ねるの事が好き...」
向かい合った時 俺は覚悟を決めて想いを伝えた。
続
...
みなさんおはようございます!
最近Twitterを復活させようか本気で悩んでるHONOです(・_・、)
Twitter復活させればもっといろんな人と絡めるのでw
まあそんなお話はこれくらいで
新小説「涙をこらえるな」8話まできました!
書き直したりしてて結局12話くらいまで行きそうかなって感じです!
新小説投稿してる間は、短編とか今までのシリーズ小説とかを投稿してます!
来月からは忙しくなるので今のうちにってことでw
もしかしたら新小説終わったあとにリクエスト募集するかもしれません!
その時は是非リクエストして行ってくださいね

それではまた明日( ^_^)/~~~
HONO