楽屋の方へ歩いていく理佐に、少し遅れて私も楽屋へ向かった。



「どういうつもりなん?」


「七瀬こそ意味わかんない」


楽屋の前に着くと、また2人の声が聞こえた。

言い争いは理佐が止めて終わったんじゃないの?

そんな疑問を持っていると理佐の声も聞こえてくる。


「お二人共、何してるんですか」


「理佐ちゃんこれはな、まいやんが悪いの」


「ちょっと七瀬 それは無いんじゃい?」


「どっちでもいいので、とりあえず自分達の楽屋に戻ってください!」


そんな理佐の大きな声と一緒に楽屋のドアが開いて、西野さんと白石さんが押し出されて出てくるものだから

ドアのすぐ手前にいた私に2人はぶつかり、バランスを崩して尻もちをついてしまう



「痛っ...」


「由依ちゃん!?」


「ごめん 大丈夫?」


2人共そう言ってすごく申し訳なさそうな顔をするけど

それ以上に 私の方が迷惑をかけてしまっているから、そんな顔をされたら困るんだ。


私はそんな2人から差し出された手を握って立ち上がった。


ちゃんと2人の話を聞いて関係を戻さないともっと多くの人に迷惑をかけてしまうと思い
二人の話を聞く事にした。



「その...」


ガチャ


「由依入って」


「理佐?」


だけど声をかけようとした時、楽屋の中から理佐の手が伸びて 私を楽屋の中へ引き込んだ。


「ちょっと休憩した方がいいよ」


理佐はそう言って私をパイプ椅子に座らせ、紙コップのお茶を渡してくれた。


「理佐 ありがと...」


お礼を言うと理佐は微笑んで、隣のパイプ椅子に座った。


理佐が私に言った"負けない"って言葉は

2人を楽屋から出すって意味だったのかな...?









...
皆さん、こんばんは!

めちゃめちゃ久しぶりの小説の投稿ですw


これは作者が逃走しかけてた小説なのですが...

続き待ってますと嬉しいコメント頂いたので 
ちゃんと書こうと思いまして、今回投稿しました!


新小説と合わせて少しずつ投稿出来たらと思ってます!

新小説はもう投稿してあるので
まだ読んでない方はお時間ある時、見てくれたら嬉しいです!


よろしくお願いしますほっこり


HONO