おはようございます!
今日はteteaaaさんから頂きましたリクエストです。
志田愛佳(男)×渡邉理佐(女)
大学が舞台のお話です。
愛佳が男役ということで名前は志田まなきという設定にしてます。
※この小説は卒業生の志田愛佳が出ます。
問題ない方のみ先に進んでくださいm(*_ _)m
リクエストありがとうございました!そして遅くなってしまい本当にすみませんでした...。
長くなったので前編、後編と分けました!
後編は明日の朝7時に投稿します!
...
大学に進学して早くも半年がたった頃、ある授業で俺は一人の女性に一目惚れした。
自分で言うのもなんだけど、見た目に自信があった俺は初めて見た彼女に早速話しかけに行ったんだ。
「キミ名前は?」
「そういうあんたは?」
明るい雰囲気を作って話しかけたのに
彼女は、冷めた目と低い声で言葉を返す。
「俺は志田まなき」
「私は渡邉。」
「下の名前は?」
「必要ないでしょ?」
「下の名前で呼んだ方が距離縮まるらしいよ」
「はぁ...私は別に仲良くなりたいわけじゃないから」
もう少しでこれは舌打ちされるな。
そう思うくらい、渡邉さんは俺に興味がなさそうだった。
下の名前教えてくれないなら、自分で見つけるだけなんだけどなあ。
そう思いつつニコニコ渡邉さんの顔を見ていると、まるで汚物を見ているかのような目でキモイと呟き教室を出ていってしまった。
「やっぱりタイプだわ」
その時、必ず渡邉さんを彼女にすると俺は決めた。
完全に引かれちゃったけどね...
しばらくの間 見かける度声をかけたけど、俺は全く相手にされなかった。
「全然ダメだ、俺の何がダメなんだろ」
「どうした、まなき」
進展が全くないからと友達の織田に俺は相談することにした。
「渡邉さんって知ってる?」
「あー、俺高校同じだったよ?」
「え、織田それまじの話...!?」
織田の胸ぐらを掴んで追い詰めるように問う。
「ちょっまなき落ち着けって」
「あー悪い」
パッと服を離して、椅子に座り直す。
「てかさ、渡邉さんとまなきって同じサークルじゃん」
「は?」
そんな事、俺は全く知らなかった。
てか知ってたら集まり毎回行ってるはずだし
「明日サークルで飲み会あるけど、まなきも来いよ。渡邉さんのことは俺がなんとか来るようにしとくから」
「織田まじありがと...!お前良い奴だな〜」
「おいっ、髪崩れるって」
織田の頭をぐしゃぐしゃに撫でながら、俺は明日が楽しみで仕方なかった。
続