おはようございます!

今日は るーさんから頂きました、

菅井×守屋の徳誰パロです( ¯꒳¯ )b


徳誰パロは書くの初めてだったと思います!素敵なリクエストありがとうございました!


そして更新遅くなってしまったこと本当にすみませんでした...。



...


「ねえ友香一緒に帰ろうよ!」



友香は私の好きな人。

だからこうやって帰りは友香のことを誘う。


「友香帰らないの?」


すると廊下から顔を覗かせた由依達が友香を呼んだ。


「あんたとは帰らない」


突き離されるように少しキツめに言葉を吐かれる。


「そっか」


そんな言葉を言われたら どうしてももう一歩は進めなくて...肩を落として自分の席に一度すわった。


これで10回以上断られてるよ...



「うわ茜 全然相手にされてないじゃん...」


「言ってしまえば犬と猿の仲だもんね」


「あれは、脈ナシなんじゃない?」


落ち込む私にオダナナ、尾関、鈴本が、薄ら笑いをしながら近づいてきた。


「ちょっとは慰めろよ...」


ボソッとそんなことを呟くと、ニヤニヤした愛佳が前の席の机の上に座る。


「しょうがないから手伝ってあげる」


その笑みは全く信用出来ないことを表しているような気がしたが
このままではいつまで経っても進歩しないと思い、愛佳にお願いすることにした。







次の日の放課後


いつもと同じように帰りの支度をして、友香の席に向かう。


「一緒に帰ろうよ。」


そう誘うと友香はすぐに廊下を見つめた。

きっといつものように由依達が声をかけるのを待っているのだろう。


けれど今日はいつもとは違い、声が掛かることはなかった。

愛佳のおかげかな?

そう考えていると何やら声が聞こえる。


耳を澄ますと廊下からのようだ。



「黙れ小学生!今日だけは委員長の名前を呼ばせないからな!」


「うるさい栗太郎!また変なこと企んでるんでしょ!」


何故か2人の声しか聞こえない...


すると友香も気になったのか廊下の方へ歩いていった。


私も続いて廊下を覗くと、鈴本と小学生の2人が掴みあって言い争っていた。


しかし私達の存在に気づくと、鈴本が無理やり小学生の腕を掴んで引きずるようにその場を立ち去った。



「何あれ...」


そんな2人の姿を見た友香は白い歯をみせて笑い、少し恥ずかしそうにした後 歩き始めた。


友香が私の前で笑ったのはあまりにも久しぶりだったから、驚きで口が開いたまま私は止まってしまった。



すると友香は振り向いて私を呼んだんだ。


「ここまでしたのに、一緒に帰らないの?」


その言葉にハッとして、駆け足で友香の元に向かう。


「一緒に帰ってくれるんだ」


「まあ、由依達は先に帰ったみたいだし...」


「友香は私の気持ちに気づいてるから、一緒に帰ってくれないのかと思ってた」


「そうじゃなくて、普段はあんなに仲悪いのに放課後は仲良く一緒に帰るとか普通に考えておかしいでしょ?」



「なら、私と付き合ってよ。それで普段も仲良くしようよ」


タイミングは今しかないと、私は思い切って想いを伝えた。



「茜ってホント意味不明」


「満更でもないんでしょ?」


「...」


「皆で仲良く過ごす学校生活もいいと思わない?」


ここぞとばかりに私は言葉を続けた。



「ほんと馬鹿らしい。もう勝手にやって...」



「それは付き合ってくれるってことなの?」


「知らない!」



なんて呆れたように友香は言ったのに

顔が赤くなってる事に、友香は気づいてないんだよな...




数ヶ月後、友香に話を聞くと、友香も前から私の事が好きだったらしい。


だけど由依達の手前、敵対チームだった為そんなことは言えなかった...だとかなんとか...