今は「欅って、書けない?」の収録前。
楽屋ではメンバーがわちゃわちゃと話していた。
私はそんなメンバー達を、少し離れたところから携帯片手に見つめていた。
すると
高本「京子〜!」
京子「ん...?彩花どうしたの?」
わちゃわちゃと話すメンバーの所から抜けてきた彩花が、椅子に座る私に正面から抱きついてきて私の名前を呼んだ。
つまり、彩花は私の膝の上に座って向かい合っている状態。
用を聞くと、彩花は声を出さずに口をパクパク動かし、何かを伝えようとし始めた。
京子「ん?何を伝えたいの?目の前にいるんだから声出してよ!」
彩花の口を動きを読めない私は、彩花にそう言ったのだけど
彩花は声を出してくれず、それに何故か頬が赤くなっていってる。
京子「もう、ちゃんと声出してよ。」
段々と面倒くさくなって、ちょっと呆れたようにそう言うと
高本「もういい...」
彩花は顔の表情をスっと悲しそうに沈め、視線をそらしてそう言った後、
私の膝の上から降りて、またメンバーが集まっている所に戻って行った。
京子「っ...なんなんだよ。」
結局、彩花が何を伝えようとしてたのかは分からないまま、収録が始まった。
途中、何度か収録が止まった時、近くにいた美玲に小声で、
喧嘩したの?なんて言われたけど、
私はしたつもりがなかったから否定しておいた。
全ての収録が終わり、次の仕事に向かうメンバーとレッスンに向かうメンバーに分かれた。
レッスンに向かうのは私と彩花と影と眞緒、そして美玲の5人だった。
そうなると、優しい美玲は気を使ってくれて
先に言ってるね?なんて言って、眞緒と影の手を引き楽屋を出ていった。
すると、二人きりの楽屋は沈黙が続いた。
高本「...。」
五分ほど経ち、この空気に耐えられなくなった私は彩花に話しかけた。
京子「彩花、怒ってるの?」
高本「...怒ってない。」
彩花はそう答えたけど、顔を見る限り 怒ってないようには見えないし...。
とりあえず、謝ろう。
京子「彩花ごめんね。収録前冷たかったよね。」
高本「...。」
京子「彩花...?」
高本「ッ...京子のバカ!!どうせ、とりあえず謝れば良いとか思ったんでしょ!もう知らない...!」
タッタッタッ、キィ...ガッチャン!
彩花は涙目で私に強くそう言って、駆け足で楽屋を出ていってしまった。
続
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皆さんおはようございます!
今回はきょんあやを書きました笑笑
まだ終わりでは無いですが、今回はいままでとは少し違う所があるんです!
気づきましたかね?
えっと、いままでは会話文のところを
例.志田愛佳だとしたら
志:〇〇
というふうに表していたのですが
今回は
例.志田「〇〇」
という形になってます!
ひらがな欅をメインで書くのが初めてで
分かりにくいかなと思って、変えてみました!
こっちの方が分かりやすかったり、見やすかったら
今回だけではなくて、これから書くものも今回のようにしますのでコメント頂けたら嬉しいです!
よろしくお願いします!
ここまでお読みくださった方ありがとうございました!
それでは、また次の投稿で(^_^)/~~
きょんあや可愛い...
HONO