放課後、私は莉菜と教室に残っていた。

そして莉菜が悩んでる事が何なのか、私は予想がついていた。
けど、ほんの少しの希望をのせて莉菜にこう言った。

今:それで悩み事って...?

莉:うん、その...好きな人のことなんだけど、、

やっぱり、そうだった。
分かっていたから、自然と大きく頷いたんだ。

その行動を見て莉菜は私に尋ねた

莉:佑唯ちゃんは分かってたの...?

「分かってた」その一言はとてもじゃないけど言えなくて、
切なくなっちゃって、今度は小さく頷くことしか出来なかった。

莉:分かってたんだ...好きな人が誰かも分かってた...?

首を傾げて聞いてきた莉菜に
私は複雑な気持ちで、こう答えた。

今:渡辺さん...だよね?

莉:うん...。やっぱり分かってたか...!佑唯ちゃんは凄いね!

分かってる。だって、莉菜が好きでずっと見ていたんだから...。
でも、莉菜の口から直接渡辺さんが好きって聞くと
分かっていても結構悲しい。

そして私は、莉菜に一つの質問をした。

今:当たり前だよ!それで、渡辺さんに告白するの...?

すると莉菜は突然、口をギュッと結んだ。

その顔が面白くて、笑わずにはいられなかった。

今:アハハ!莉菜変な顔だよ?

そう言うと莉菜はビックリしていた、でも次第に莉菜も笑い始めて
最後は一緒に笑い合った。

莉菜との時間は大切だ...
ずっと、一緒に居たい。そんな気持ちで一杯になっていた

すると莉菜はこう言った。

莉:女の子好きになるなんて思わなかった...けど私今幸せ!

そして莉菜はニコッと笑った。

渡辺さんに恋する莉菜は綺麗だ...

だから莉菜に

今:そうだね...。


そう言って、優しく頭を撫でた。




応援してるから、幸せになってね...





そんな気持ちを乗せて。