おはようございます!
今回は特別リクエストという形で、MKGさんから頂いたリクエスト更新します!
小林由依×織田奈那のリアルパロの設定です!

リクエストありがとうございました!
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 私の名前は織田奈那。
そんな私は、同じメンバーである小林由依の事が好きだ...

もちろん一人の女性として、、

けど、由依からしたらこの気持ちはきっと迷惑だろう。
だからこの気持ちは胸の奥に留めなければいけないんだ。

パシャ

そんなことを考えながら、
少し離れた所に居る由依を、こっそり写真に収めた。

撮った写真をチェックしようとフォルダを開くと、自分でも驚くくらい由依の画像だらけだった。

いくらスクロールしても由依ばっか...
けど、どれも消したくはないからこのままでいいや。

そう思った時、


?:うわっオダナナやばー!

後ろからそんな声と一緒に、ケラケラと笑う声が聞こえた。

こんなふうに人を馬鹿にするような笑い声を放つのは、あいつしかいない...

振り返ると、そこに居たのは予想通り同じメンバーの志田愛佳だった。

織:愛佳うるさい!

志:うわっ、オダナナこわ!理佐助けて!

少し怒ったふうにそう言えば、愛佳は泣きつくように理佐の元に行った。

そんな愛佳を目で追うと、愛佳は理佐に抱きついていた。

その光景を見ていると、私も由依とあんな関係になりたいなぁって切実に思う。

けど、私が由依にそんな事をしようとすればあの二人は全力で止めてくるんだろうな...

織:はぁ...

?:大丈夫...?

自然と出た私のため息に反応したのは、意外なメンバーだった。

織:ゆ、ゆい!?

由依が心配してくれるなんて...!私はなんて幸せなのでしょう、、!

神様...ありがとう!

由:オダナナ...なんで手を合わせて上を見上げてるの?具合悪いの...?

ただの天井を見つめそんな事を思う私を、由依は本気で心配してくれた。

織:ううん、何でもない!
私のこと心配してくれてありがとう!好きだよ、大好き...!

と言ったって、由依はいつものように
冗談交えた軽蔑するような目で私を見て、この場を去るんでしょ?
心はそんな目で見られる準備が出来ていた。

そんな私に由依は

由:ありがとう...。

眩しすぎる笑顔を見せて私にそう言った。

そんな嬉しい言葉や眩しい笑顔を受け取る準備なんて、私は全くしていなかったものだから
突然の言葉と笑顔にフリーズしてしまった。

私の視界には私の元から移動した由依の後ろ姿がうつる。

えっ、行かないで...

咄嗟にそう思った私はバッ、と立ち上がって

織:由依愛してる!!

なんて叫んだ。
私の叫び声を聞いた由依は振り返り、驚いた様子。

そして周りからはメンバーの視線。

私の頭に浮かんだのは

「終った...」

ただそれだけ。

ストンッ

座っていたパイプ椅子へ垂直に、脱力するような感じで座りこみ
私はただ時が流れるのを待った。

なんなら、みんなで私を馬鹿にしてほしい。
何言ってんだよ!って頭を叩いてほしい。

それなのに楽屋には沈黙が続き、こんなに辛い時間はないと思った。

けど、その辛い時間を切り裂いたのは由依だった。

由:オダナナ...?

遠くから私の名前を呼ぶのは由依。

なんて言われるんだろう、
キモイかな、もう近づかないでとかかな...
これから言われる言葉を想像しては、一人で傷ついて下を向いた。

けど、これから何を言われても自業自得。
だからちゃんと向き合おう、
そう決めてゆっくりと由依の顔を見た。

そして、私と目が合った由依はこう言った。

由:何でだろ、嬉しい...

想像もしていなかった言葉に私の頭はパニックになって

織:えっちょっと待って、もう一回言って!録音する!!

なんて嫌われそうなことを言ってしまった。

由依はその言葉に対して、

由:やだ

低いトーンでそう言って楽屋を出ていった。


けど私は一つも傷ついたりしなかった、


だってあんな低いトーンだったのに、由依は笑ってたから...



今日は何しても大丈夫なのかな...?

調子に乗った私は立ち上がって、由依の後を追うように
楽屋の扉に手をかけたけど

ガシッ

その手を二つの手に掴まれて、恐る恐る振り返ると
恐ろしい笑顔で私を見つめる理佐と愛佳が居た。

理:フフッ、どういうことかな?

志:由依に何をしたのかな?


この二人マジで怖い...けど今日は自信がある。だから私は二人にこう言った。

織:由依は私の良さにやっと、気づいたんだよ!

ドヤ顔を見せつけるようにそう言うと、二人して

よく考えろ。

そう言って、私の手を掴む手を離した。

よく考えろと言われた私は考えた。


んっ?




私の恋って叶ったの?



 

それとも叶ってないの...?