2人きりの保健室、雰囲気もそれなりに良くて志田さんの顔がうちにどんどん近づいてきた
覚悟を決めたその時
ガチャ
美:!?
?:志田さん起きたかしらー?
そう言って保健室に入ってきたのは保健の先生である土生先生だ
私は急いで椅子から立ち上がり素知らぬ顔をした
シャー
土生先生はカーテンを開けた
土:あら?小池さん珍しいわね!あれ?まだ授業中よ?まあいいわ
志田さんもう起きたみたいね
そう言って自分のデスクに座りに行った
美:危なかった...志田さんのバカ!
志田さんにそう言うとニヤニヤしながらこう言われた
志:あれ?顔真っ赤!
何でこんな変な人好きになっちゃったんやろ...?
私は溜息をつき先に教室に戻った
教室に戻ると既に授業は終わっていた
葵:美波!?またどっか行ってたの?
美:保健室!
そう言って席に座るとオダナナが歩いてきた
?
織:美波真面目な子だったのに、いつからこんな子になってしまったの...?
まるでうちの親になった気分で言っとるなオダナナめ!
美:オダナナうるさい!
織:ついに美波まで私にそんな対応!?
オダナナはショックを受けたみたいで下を向き机に戻っていった
少し経つとガラガラという扉の音と共に志田さんが教室に戻ってきた
うちは志田さんの席に向かった
美:志田さんのせいでうち悪くなったって言われたんやけど!!
なんで言うと志田さんは
志:それ元々の性格でしょ。
バッサリと斬られたうちはその場に座り込んだ
やっぱり嫌いや!志田さん嫌い!
そう心で呟いていると
志:ほら美波?冗談まにうけないでよ...!
そう言ってうちの名前を初めて呼び、微笑みながらうちに手を差し出して立たせてくれた。
やっぱり嫌いやない!大好きや...!
自分単純だなあなんて思いながら志田さんと2人で話していた
うちにとって初めは大嫌いやった志田さんはいつしかうちにとって大切で大好きな存在へと変わっていったんや
終