さて短編一発目はみやさんからコメント頂きました!
モナベリコンビです!
コメントありがとうございました!
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そんな私は一つ歳上の渡辺梨加先輩に恋をしている...
だけど渡辺先輩はこの学校で一番モテるし、高嶺の花的存在だ...
それにまず女同士、、、
そんな渡辺先輩を私は見ている事しか出来なくて、いつの間にか渡辺先輩に恋した四月から時は経ちもう六月も終わりだ
もうすぐ夏休みだし、私はどうしても夏休み前に話してみたかった
だから私は今日こそ話しかけることを決めた
と言っても渡辺先輩今どこにいるのかなんて知らない...それにいきなり後輩に話しかけられてもだよね...
そしてなによりも心配なのが噂で聞いた話だけど、渡辺先輩は話すのが苦手で仲良くなれた人は居ないらしい
本当かはわからないけどもしこの噂が本当なら話しかけてもダメなのかも知らない...
志:だけど諦めたくないし、当たって砕けろだよね!!よっし!とりあえず二年生の教室行ってみよっと!
私はそう呟いて二年生の教室に向かった
志:何組か分かれば楽なんだけどなー
なんて廊下を歩いてると何やら人集りを見つけた。
志:ん?なんだあれ
近づいて人集りのある教室を覗いてみると、そこには私の好きな渡辺梨加先輩が座っていた
志:こんな近くで見るの初めてなんだけど...
近くに渡辺先輩がいることに感動しながら一つの疑問が浮かんだ
志:なんで誰も話しかけないんだろう...
人はたくさんいるけど誰1人渡辺先輩に話しかけたり近づこうとする者はいなかった
志:まあラッキーってことだよね
なんて呟いて教室の中に足を踏み入れ渡辺先輩の机まで歩き、声をかけた
志:先輩...?
そう言うと渡辺先輩がゆっくりゆっくり、スロー何じゃないかってくらいゆっくりと振り向き首を傾げ、頭の上にハテナマークを浮かべてた
梨:...?
近くで見た梨加先輩は破壊力抜群で私の心をさらに射抜いた
志:そ、その...んーと
話したいことは沢山あるけど廊下からたくさんの視線を感じてめちゃくちゃ緊張していた
志:あの...!はぁ...
やっぱり頭の中が真っ白になって何も浮かばなくなってしまった
すると
梨:フフフ...
志:えっ?
突然梨加先輩が笑い出した
『おい梨加ちゃんが笑ってるぞ』
『初めて見たかも』
教室の外からいろんな声が聞こえる
梨:お名前は...?
志:志田愛佳です!!!
さっきまでは全然声でなかったくせして今はうるさいくらいにでかい声が出た
梨:愛佳さん...元気だね?
志:えっ、あっありがとうございます...!
いきなり名前で呼ばれたもんだから嬉しすぎてめちゃくちゃ笑顔になった
梨:ンフフ
そんな私を見てまた梨加先輩は笑った
志:なんで笑ってるんですか...?
梨:ンフフ...フフ
もしかして梨加先輩私の顔がツボに入ったとかじゃないよね...?
そう思って私は恐る恐る聞いてみた
志:梨加先輩もしかして私の顔がツボに入ったんじゃ...?
梨:うん...ンフフ
梨加先輩はそう言ってまだ笑っていた
志:もう...ちょっと来てください!
梨:?
ハテナマークを浮かべる梨加先輩の腕を引き、集まっていた人たちを撒いて私達は屋上に来た
志:いきなりすみません…質問したくて...
梨:?
志:その...梨加先輩って彼氏いたりしますか?
不安気にそう聞くと梨加先輩は静かに首を横に振った
志:好きな人は...?
もう一つ質問をしてみると今度は
梨:あなた
梨加先輩が真顔でそう言った
志:ん!?えっ!?またまたーご冗談を〜ハハッ
そんな訳ないと思い私は笑った
だけど何故か梨加先輩はまだ真顔のままでずっと私の目を見つめていた
だから私はほんとなのか確かめるように梨加先輩にこう聞いた
志:梨加先輩さっきのホントですか...?
すると梨加先輩は小さく頷いた
志:えっ!?嘘ですよね...!?
信じられなくてもう一度聞くと
梨:ほんと...
梨加先輩は小さな声でそう言った
志:なんで私のことなんか...?
そう聞くと梨加先輩はゆっくりこう言った
梨:いつも、見てたの...
志:私をですか...?
梨:コクッ
梨加先輩は恥ずかしそうに頷いた
未だに信じられない、梨加先輩が私を見てたなんて...有り得ないでしょ...
だけど好きな人からそう言われて素直に嬉しかった...
だって両思いなんだもん...
だから私は梨加先輩にこう伝えた
志:その...私も梨加先輩の事好きです...
梨:コクッ
するとまた梨加先輩は恥ずかしそうに頷いた
そんな梨加先輩を私は独り占めしたくて、誰にも渡したくないから
ゆっくり近づいて、優しくだけどちょっと強めに抱き締めた
すると梨加先輩が嬉しそうに笑うもんだから、私も笑顔になった。
そして思ったんだ、見てるだけじゃなくて一歩前に進んでよかったって...
終