美:志田さん...?!

志:あ?

なんで志田さん!?まさか志田さんもバスケ部なん?
私はパニックになった

葵:美波大丈夫?

美:あっ、うん...

理:志田さんもバスケ部希望なの?

志:うん

理:そっかー!これからよろしくね!!

なんて理佐は言ったけど、うちは上手くやってけるしがしないよ...。

すると顧問の先生が体育館に入ってきた

顧問:よし、体験入部希望のものはこっちに。部員はこっちに並んでくれ

私達は入部希望の方に並んだ

顧問:まずは部長を紹介する!3年生の齋藤冬優花だ。

冬:よろしくー!!

こんな感じで紹介が終わって理佐はミニゲームをしに行き、私と葵はマネージャーの仕事を見ていた。

美:やっぱりマネージャー大変そうなあ

葵に話しかけたけど無視された

美:葵?

葵の顔を見ると視線は理佐の方やった
私も理佐の方を見ると、理佐はミニゲームで大活躍しとるみたい。
だけど理佐と同じくらい活躍していたのが志田さんやった。
私の視線は志田さんへと向いた

葵:やっぱり理佐は凄い!
あれ?美波?

美:あっ、ん?

志田さんのことを見るのに集中していて、葵の声が聞こえていなかったみたい

葵:美波も理佐のこと見てたの?

美:あっうん!

私はとっさに嘘をついてしまった


ピッピー

すると笛の音が聞こえミニゲームが終わったみたい

顧問:体験入部はこれで終り!明日もあるからぜひ来てくれー!


体験入部が終わり汗をかいた理佐がうちと葵の元にやってきた

美:理佐タオルどうぞ!

そんな理佐にうちはタオルを渡した

理:おっ!みーちゃんありがとう!

理佐はタオルを受け取って笑顔やった
やけど葵は

葵:ちょっと理佐!私のタオルも受け取ってよー!

そう言って理佐にタオルを突きつける

理:タオルもうみーちゃんから貰ったから〜!

葵:むーーー!

理佐からふとでた一言がとても嬉しかった

すると遠くから視線を感じ、その方を見ると志田さんがこっちを見とった気がした

美:あれ?

理:ん?どうした?

美:あっううん!何でもないよー!

理:そっか!じゃあ帰ろ!

美:うん!

葵:また置いてくつもりでしょ!

なんて言いながら三人で帰った




〜次の日〜

朝から志田さんの姿はない

美:はぁ...

この頃志田さんの事ばっか気にしてしまう...

なんでや...

すると教室のドアから声がした

理:みーちゃん?

理佐だ

美:あれ?理佐おはよう!

理:うん!おはよう!

そう言って理佐はうちの元に来た

美:今日はどうしたん?

理:その、、、昼休み時間ある?

美:えっ?うんあるよ?

理:屋上来てくれない?

美:うん...!

返事をすると理佐はすぐ教室を出ていった



理佐は私に屋上に来るよう言った。

これは告白?

けど理佐がうちに?

まずうちら女同士やん。

けど理佐にドキドキするのは事実...

てかまず告白って決まってないやん!


自分にそうつっこんで考えるのをやめた


〜昼休み〜

ギィィ

屋上の扉を開けるとそこにはまだ誰も居なかった

美:なんやー、一番乗りやん!

うちは屋上のドアの近くにあるベンチに座って理佐を待つことにした

座ってしばらく経つと隣のドアが開いた

ギィィ

美:理佐?

そう言って横を見ると
立っていたのは理佐ではなく志田さんだった

美:志田さん!?

自分でもびっくりするぐらい大きな声で志田さんの名前を呼んでしまった

志:げっ、うるさい奴いたし

そう呟いた志田さんにイラッとしたうちは

美:うるさくて悪いか!

そう言い返した

志:別に...

あれ?志田さん今日はあんまり強気やないんや、そう思った

美:志田さんはなんで屋上きたん?

志:ここが好きだから

美:ふーん。なんで志田さんはいっつも人のことうるさいとか言うん?

志:だって事実じゃん

美:確かにそうかもしれんけど言い方とかあるやん!だから友達出来ないんよ!

つい強めに言ってしもうた

志:...。

志田さんは何も言わないで黙っとる

美:あっ、ごめん。言いすぎた

志:いいよ、事実だから...

そんな志田さんにうちは...

美:その、よかったら、うちと友達になりませんか?

志:えっ...?

美:あっいや...

うち何言ってんねんやろ
志田さんの事、嫌いなはずやのに...

しばらく静寂な空気が流れた時

キーンコーンカーンコーン

チャイムがなった


志田さんはチャイムを聞いてすぐ屋上を出ていった

美:というか理佐こーへんし...

何故か理佐が屋上に来ることはなく私も屋上をあとにした。