オリエンテーションが終わって教室に戻ると葵がうちの元に来た

葵:ねえ美波ー!いい部活あった?

なんて、言われたって紹介ほとんど聞いてへんかったし...

美:んー葵は?

困ったうちは葵に聞き返した

葵:うーんとね!私は理佐が入ると思うバスケ部のマネージャーやろうかなって!

美:バスケかあ!

葵:美波も一緒にやらない?

美:うーん。考えとく...

迷ったうちはそう答えると廊下から声がした

?:みーちゃん!

美:ん?

廊下を見ると理佐が立っとった

葵:理佐ー!

葵は理佐の元にすぐ駆けて行って抱きついとる

理:ちょっと葵あいかわらずだなー

理佐はそう言って葵を剥がしうちの元に来た

美:どうしたん?

そう聞くと

理:みーちゃんもマネージャーやらない?あのヘンテコじゃ頼りないし!

そう言って葵の方を見ていた
そんな葵は頬を膨らまして怒っとった

美:うーん。でも迷っとるからさ...

そう言うと理佐は

理:フフッ、じゃあ強制って言ったらどうする?

そう言ってうちの目を見つめる

美:そ、それなら仕方ないかぁ...

理佐に見つめられてつい口が滑ってしもうた...

理:じゃあ決定ね!この後体験あるし一緒に行こう!

美:うん...!

返事をすると理佐は教室を出ていった
そして葵がうちの元に来た

葵:もう!理佐ったら!

なんて嬉しそうにいう葵

美:葵嬉しそうだよ?

そう聞くと葵は

葵:そんなことないもん!

なんてまた嬉しそうに言っていた



理佐をまっとる間、オダナナとゆいぽんに部活どうするか聞こうと思って二人の元に行った
すると二人はまた言い合いをしとった。


小:ちょっとオダナナはテニス部でしょ!

織:やだー私も軽音部入る〜!

小:オダナナが軽音部とか意味わかんないから!


そんな言い合いをしてる二人の話に入る

美:2人とも何してるん?

小:あっ、聞いて...!オダナナが軽音部入るとか言ってるの!

織:だって!テニス部入っても補欠だもーん!

中学の頃補欠だったオダナナは高校でも補欠になるくらいならって軽音部に入ろうとしとるらしい

すると


?:よーし!オダナナ行くぞーい!!


教室の入口から大きな声が聞こえた

織:えっ?

皆で入口を見ると、そこには

美:守屋さん...?

そう大きな声の正体は守屋さんやった。

守:オダナナ、中学の時テニス部だったんでしょ?ならもちろん高校もテニス部だよね?だからほら行くよ!

そう言ってオダナナの手を引いてどこかに行った

織:えっ、ちょっとー!!!

そんなオダナナの声が遠くから聞こえた
そしてそんな声を聞いてゆいぽんは笑っとった


そんな事をしてたら理佐が私たちの元に来た

理:みーちゃん行こ!

美:あっうん!

小:いってらっしゃーい!

葵:ちょっと!私は!?


そして体育館に来た私達。

体育館のドアを開けるとそこには...


キュッキュッ

シューズの音、そしてその音を出してバスケをしていたのは

美:志田さん...!?


志:あ?