美:葵おはよー!
葵:おはよー!
今日は高校生活二日目!
今はいつものように葵と登校している
葵:ねえ!美波は部活入るのー?
美:うーん。入らんかなー?
葵:えー!なら何かマネージャーとかやろうよ!!
葵が元気にそう聞いた
美:んーーマネージャーか...
今日オリエンテーションと体験入部あるし考えとく...!
葵:うん!
あっ!もしかして前に居るのって...
理佐おはよー!
葵は私たちの前を歩く理佐という人の元に走っていった
私も走って葵を追いかけ理佐という人の隣に並んだ
理:ちょっと葵何してんの
理佐という人は真顔で葵にそう言った
だけど葵は全く気にしてないみたいでそれですら嬉しそうに笑ってた
美:理佐さん...?
理:ん?あー自己紹介ね。1年5組の渡邉理佐です、理佐とかテキトーに呼んで!
美:うん!うちは小池美波です!
それで、葵とは...?
私は理佐に葵との関係を聞いた
理:あーこのヘンテコとは小学校が一緒でさ中学校離れたんだけど高校で再会みたいな!
まあ小学生の頃と全く何も変わってないけどね!ハハハッ
理佐が小馬鹿にするような言い方で笑いながらそう言った
葵:もう!理佐ったらー!
背の小さい葵は満更でもない顔をして理佐に上目遣いで話していた
そんな2人を少し羨ましいと思った。
理:てか!もうこんな時間じゃん!ヘンテコ葵のせいで遅刻とか勘弁だわ!じゃあ葵とみーちゃんまたね!!
葵:うん!
美:あっ、またー!
てかみーちゃんって!?
突然のみーちゃん呼びに心がドキッとした
すると葵が
葵:理佐っていいよねー!
葵がニヤニヤしながらそう言った
美:えっ?
葵:なんでもなーい!ほら行こ?
美:あっ、うん...!
そんな話をして教室に行くとゆいぽんとオダナナが話していた
いや、話してたというよりは言い合いかな?
小:ちょっと!あっち行ってよ!!
織:そんな事言わないでってば!
小:オダナナの席もっと前でしょ!もはや一番前!
私の前に座らないでよ!
どうやらゆいぽんの前の席にオダナナが座っていて、それに対してゆいぽんがあっちいってよ。と言ってたわけか
だけどオダナナが座ってる席って...
私は一つのことを思ってオダナナに声をかけようとした瞬間オダナナにある人が話しかけた
?:どういうつもり?人の席勝手に座ってんなよ
この低いトーンと不機嫌な顔
そうオダナナが座っていたのは志田さんの席なんだ。
織:あっ...ごめんなさーい!!!!
オダナナは焦りながらそう言って廊下に出ていった
ゆいぽんはオダナナの焦る顔を見て嬉しそうに笑ってた
美:オダナナ、バカなんかな?
葵:ほんとうける!
葵と笑いながらゆいぽんの元に行った
美:ゆいぽんおはよ!
小:あっ!美波ちゃんと葵ちゃんおはよ!
葵:おはよー!
小:二日目から遅刻ギリギリだね?
ゆいぽんが笑いながら言った
葵:理佐に会ってさ!ねっ、美波!
美:うん!
ゆいぽんに理佐に会ったことを言うとゆいぽんが目を丸くて驚いていた
美:ゆいぽん理佐のこと知っとるん?
小:まあね....!
ゆいぽんが頬を赤くしてそう言った
すると葵がゆいぽんに向かってこう言った
葵:もしかしてゆいぽん理佐のこと好きなの?!
小:えっ...
美:ちょっと葵のばか!
葵:イタッ!
空気の読めない葵の頭をゲンコツした
美:ゆいぽんごめんね!
私は葵の代わりにゆいぽんに謝った
小:ううん!気にしてないよ!
ゆいぽんは天使みたいな笑顔で笑った
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなって席に座り授業を受けた
~昼休み~
美:葵!ゆいぽん!オダナナ!
一緒にご飯食べよー!
私はみんなを誘ってご飯を食べることにした
すると
?:私達も入れてー!
美:あれ?!
教室の入口からそう言ったのは、理佐と女の子2人。
小:理佐...
葵:あれ!理佐じゃーん!
織:はじめまして!織田奈那です!
オダナナいきなり自己紹介してるし
理:ねっ!いいでしょ?
葵:うん!!
美:まあ...
結果私達は大勢で食べることになった
葵:てか!理佐が連れてきた子達の名前はー?
?:あっ、申し遅れました。菅井友香と申します...
?:ゆっかー堅いよ!私は守屋茜です!よろしくね!
美:(菅井さんって新入生代表の挨拶してた子じゃん!)
葵:よろしくねー!
なんていろんな話を私、葵、菅井さん、守屋さん、オダナナで盛り上がっていたら
ふとゆいぽんの方に目がいった
ゆいぽんは理佐の方をチラリと見ては目を離して目を離しては見ての繰り返し、
小:はぁ...
理:由依どうした?
小:ううん!なんでもない...
二人会話を聞いていたらゆいぽんは突然立ち上がってどこかに行ってしまった
理:由依...
そんなゆいぽんの後ろ姿を眺める理佐の目がとても虚しそうやった...
2人はどんな関係でどう思ってるんやろう...
高校生活はまだ始まったばかりやのに早くも、一つの気になる事が出てきた
続