うちの名前は小池美波!
今日は待ちに待った入学式だ!

?:美波ー!!私達同じクラスだったよー!!

美:えっ!?ほんまに!?やったなあ!

あっ、今声をかけてきたのは私と中学校一緒だった原田葵!
いっつも元気で笑顔で小学生みたいなんよ、だけど小学生って言われるのが嫌いなの知っとるから言わへんようにしとる、
そして中学校の頃東京に引っ越してきた私ととっても仲良くしてくれてた大切な友達!

美:今日から高校生!楽しんで過ごすぞー!

葵:いぇーい!

なんて騒いで私と葵は教室に向かった。

私と葵は気づかんかったけど
この時騒いでいた私達を遠くから見る一人の女の子が居た。

?:うるさいなー、あんな騒がしい奴らと一年同じクラスとか最悪。




私と葵は教室に着いた

美:早速、席のチェックー!

私達は黒板に貼られている席順を確認した

葵:やっぱり最初は名前順だから離れてる...

美:だね...でも同じクラスだしいいよね!

葵:うんうん!!

葵と話していたらドアが開いて先生が入ってきた

ガラガラ

先生:よし!みんな来たかー!
席についてー!

先生の指示でみんな席に着いた
だけど一つだけ空いた席があったことに私は気づいていた

美:あれ?初日から休みなんかな?

先生:これから入学式だから身だしなみ整えておけよー!
ちょっと時間あるし先生に聞きたいことあ

ガラガラ バンッ

美:ビクッ...

先生が話しとる途中なのに大きな扉の音と共に一人の生徒が入ってきた

先生:コラ!初日から遅刻かー?

先生がその子に向かってそう言うと

?:さーせん、廊下でフラフラしてたら迷って

その子は機嫌悪そうな顔でそう言った

美:(うわ、こわっ...)

先生:名前は?

?:志田です。

先生:よし、志田はその空いてる席だからな
ネクタイちゃんと締めとけよ!

志:はーい

美:(志田さんって言うんや、怖いし関わらんとこ)

私の志田さんへの第一印象は怖いだった


〜入学式〜

新入生代表、菅井友香

菅:はい!

美:同い年なのにしっかりしとるなあ

菅井さんの新入生代表の言葉を聞きながら私は一人で関心していた

以上、新入生退場!

入学式も終わり私達は教室に戻ってきた

葵:美波ー!

美:あっ!葵ー!

教室に戻ると葵が私のところに駆けつけてきた

葵:それにしても怖い子いるね...

葵が小さな声で怯えてそう言った

美:確かに、あの子とは仲良くなれなそうやわ

葵:だよねー!

私達は志田さんの席を見ながらそんなことを言っていた。
すると

?:うちだってあんたらみたいな、うるさい奴らと仲良くなれるきしねーよ

美:げっ

葵:わお...

私達に後ろから声をかけたきたのは志田さんだった、しかも話を聞かれてたみたい...

志田さんは私達にそういった後自分の席に座りヘッドホンをつけて机に顔を伏せていた

美:はぁ、怖かったー

葵:こわいこわい...

なんて言っていたら横から女の子が話に入ってきた

?:確かにあれは怖いわー

美:?

?:あー!私の名前は織田奈那!みんなにはオダナナって呼ばれてるよ!よろしくね!

美:オダナナってそのまんまやん!

織:それな!

美:(オダナナも元気な子やなー)

そう思っているとまた一人の女の子が私達の話に入ってきてオダナナにこう言った

?:オダナナうるさい!

織:あっ、ゆいぽんごめん!だからそんな事言わないでぇぇぇ...!

オダナナはその子に向かって謝っていた
だけどそんなオダナナを無視して女の子は自己紹介をした

?:あっ私は小林由依です!皆からはゆいぽんって言われてるよー!

葵:よろしく!

美:よろしく!

織:よろしく!!

小:なんでオダナナも言ってんの?

織:もう、ゆいぽん冷たーい!
あ、これってもしかして愛?
やーねもう!

美:(なんでいきなりオネエ口調なんやろ)

小:ちっ

そんなオダナナをめがけて、ゆいぽんは舌打ちをしていた

葵:ゆいぽん元ヤン?

葵は首をかしげてゆいぽんに聞く

小:ちがうよー!オダナナにだけ!

美:そーなんや!
けどこれから1年間楽しくなりそうやね!

葵:だねだねー!!

美:(もっと色んな子と喋ってみたいなあ、志田さんは嫌やけどね)



こうして私の高校生活一日目は終了した。