次の日
理佐さんの家に来るのは久しぶりだ
少し緊張してインターホンを押した
ピンポーン
ガチャ
理:友香おはよう!
菅:理佐さんおはようございます‥‥!
やっぱり理佐さんは寝癖をつけてまだパジャマだ
理:あがって待ってて!
菅:はい!
久しぶりのこのやり取り
私はこれだけで幸せだった
しばらく経つと制服を着た理佐さんが私のもとにやってきた
理:友香お待たせ!
そう言って理佐さんは私に手を差し出した
菅:えっ?
理:あの時、手を差し伸べられなかったから
私後悔してた‥‥
だから、もう二度と後悔したくないんだ、、
悲しそうな表情で理佐さんはそう言った
きっとドアの前でぶつかった時のことだ。
菅:私はいつでも理佐さんを信じますから!
強めにそう言って理佐さんの手を握ると、理佐さんは悲しそうな表情から一変、嬉しそうな表情になっていた
そしてこの日、私と理佐さんは久しぶりに手を繋いで登校した
1組の前に着くと理佐さんは私に抱きついた
菅:ちょっと理佐さん!?ここ学校ですよ‥?
理:うるさい!いいの!このままクラス行くの寂しいから充電。
そう言ってしばらくたつと
理佐さんは
理:じゃあ、また後でね!
そう言って教室に向かって行った
菅:甘えん坊な所もあるけどやっぱりクールだなぁ
そう思って理佐さんの後ろ姿を見ていたら
理佐さんは振り返って笑った
その笑顔を見て思ったんだ。
やっぱり大好きだなって‥‥!
これからはどんな壁があったって理佐さんと前に進みたい。
一人じゃできなくたって
たくさんの仲間が居れば
壊せない、
乗り越えられない、
そんか壁なんてないんだ!
終