私は無我夢中に走った

理:はぁはぁはぁ...着いた

私が向かったのはねるの家

ピンポーン

チャイムを押すとねるがすぐ出てきた

長:理佐?

理:ごめんいきなり

長:ううん!とりあえずあがってー!

私はねるの家にあがった

長:それでどうしたの?

理:あの...

私が勇気を出してある事を言おうとすると
ねるは気づいたのかこう言った

長:まさか、私のこと一人にしないよね...?

ねるの涙ぐむ目

でも私は前に進みたかった
一緒に進みたい相手はねるじゃない。
やっぱり友香だったんだ。
友香との間に出来てしまった壁を壊して前に進みたかった。

だから私はねるにちゃんと伝えた

理:ごめんねる。私やっぱりねるとは付き合えない
今の気持ちのままねると付き合ってもみんな幸せになれない、だれも前に進めないよ...
だから

長:やだよ...私ひとりはやだ!

ねるは私の言葉を聞いて取り乱した

理:ねる落ち着いてよ!

私は必死にねるを止めた

長:理佐もみんなと一緒だ!私を一人にするんだ!

私はそんなつもりは無かった、
だからこう言った

理:私は友香が好き!だけどそれでねると一緒にいられなくなるわけじゃない!
ねるは一人じゃないよ?


私が言った言葉を聞いたねるは座り込んで泣き出した
ねるは前にも言ってたようひとりが怖かったんだ
私もひとりは怖い、ううん。私やねるだけじゃない人間誰しもひとりは怖いんだ

泣くねるの背中をさすり
少し経つとねるが口を開いた

長:理佐、ごめんね。
私おかしかった...必死に理佐がどこにも行かないよう縛り付けてた...
私らしくいたらこうなってしまった...
自分で自分が恥ずかしいよ、

そう言ったねるを私は抱きしめた
これで最後。
そう決めて...

理:恥ずかしくなんかないよ?ねるはねるのままで居てよ。私はそのほうがいいと思う...
それとこれからも仲良くしてね...

そう言うとねるは私の手を体から離して
こう言ったんだ

長:ほんと理佐ってバカみたいに優しいよね!これからはその優しさ全部菅井さんに使ってあげて!それと...今度謝らないとね…!

どこか吹っ切れた笑顔でそう言ったねるをみて私も笑った