保健室から教室に戻った私は次の休み時間恐る恐る四組に向かった

菅:はぁ...やっぱりこわいな...

ゆっくりドアから四組を覗くと会話が聞こえた

これは理佐さんと葵ちゃんの声だ

『ちょっと理佐!なにしてんの?』

『何って何?』

『長濱さん膝の上に乗せてたりしてたじゃん!』

菅:(えっ...?どういうこと?)

『別にいいだろ』

『良くないよ!菅井さんの事傷つけるつもり?』

『はぁ...皆して友香友香って...』

理佐さんはそう言ってドアへと向かってきた

『ちょっと理佐待ってよ!』

ドンッ

菅:あっ...

私はドアの所で理佐さんとぶつかりよろけて床に尻餅をついた

理:...。

だけど理佐さんは私を無視してそのまま歩いていってしまった

朝までは普通だったのにどうしてなの...?

私はそのまま立てなかった

周りの生徒がザワザワと話し出す

この時私は、恥ずかしさ、不安、悲しさが
私の中でぶつかりあい砕け散った



そして私はこの日から体調が優れず
学校に行かなくなり1週間が経った時、お父様に言われて私はしばらく入院することになった。

だけど学校に行かなくなった時も理佐さんから連絡はなく、一番最初に病室に来たのは理佐さんじゃなかったんだ...。




………………………………………
一方茜は



友香が学校を休み出して1週間。
今日から友香が入院すると聞いて急いで病室に来た

茜:友香?

小さな声で友香を呼んだけど返事はなかった

すると看護師さんが入ってきて友香に話しかけだした

看護師:菅井さん今日はいい天気なんですよ!カーテン開けますね?

菅:...。

友香は看護師さんに話しかけられても返事をしていなかった

それに久しぶりに見た友香は顔色が悪くて少し痩せていて、1週間前のような笑顔はなかった。

私は友香をこんなふうにした理佐が許せなかった

友香が学校休み出した時も連絡をしてなかったみたいだし、長濱さんと呑気に喋ってばかりで、きっと心配なんてしてなかったんだ

私は本当にガッカリした...

付き合ってるんじゃないの?って...

だからもう理佐なんかいい、



私が友香を守るから



私が幸せにするから



だから友香?私を選んで...?