渡邉理佐side


今日も何も無かった。退屈で退屈でたまらない...
毎日がとてつもないスピードで終わる

テキトーに高校を選んで今に至るけど、本当は辞めたくてたまらない...

それに私には忘れたくても忘れられない過去がある。

そのせいで友達はできないし、
私を見る人全員が私の悪口を言ってるんじゃないかって考えてしまう、
自意識過剰なんだろうけどやっぱり考えちゃうんだ...。


これは私がまだ中学2年生の頃の出来事。

私には1年生の頃から仲が良かった親友がいた。
名前は長濱ねる
その時流行っていた同盟みたいのも組んでいた。

それは『姉妹同盟』。

私とねるは姉妹のように毎日一緒にいた。

だけどその子と小学校同じで、仲良かった子がよく思わなかったみたいで

私がねるの悪口を言ってたよって嘘をついたんだ...

当然すぐそんな事言ってないって言ったよ?

だけど信じてくれなかったんだ...

どうして信じてくれないの?って毎日泣いた。
私がまだ子供だったのかもしれない。
だけど私が信じていたねるは私のことを信じていなかったんだ。

そして、その日からすべては変わった

私は4組でねるは3組。

隣だから何かと3組のねると仲いい子とすれ違う、

だけどすれ違う度に私は傷つく。
何故って?

だってすれ違う度に冷たい目で私をみて3,4人で悪口を言うんだ

『あの性格どうにかした方がいいよね』

『まじやばーい』

とかたくさん言われた。


毎日毎日つらかった...

なんで関係ない人にまでそんなこと言われなきゃならないんだって。


結局ねるとはしっかり仲直りできなくて、そのまま高校生になった。


だけど今でもしっかり覚えてる
あの冷たい目や悪口が。

夢にも見るんだ...


だから私は友達を作らない。

そして誰も信じていないんだ...




いつか信じ合える人に出会いたい。

私は心に強く願った。