私は視聴覚室を後にし、廊下を走っていた。すぐに教室についたが今泉の姿はない、

平︰そりゃそうだよな...

部活に入っていない今泉は既に帰ってしまっていた。

平︰今泉の家まで行きたい…
そうだ、小林!

私は今泉の家に行くため小林の元に行くことにした

平︰軽音部...

私は軽音部に走って向かった

平︰小林!?

軽音部の部室について小林を呼ぶ
小林は突然の声にびっくりして、目を見開いていた

小︰平手さん?

平︰ちょっとこっち来て!

私は部室で話すのもあれだからと、廊下に来てもらった

平︰今泉の家教えて!お願い!!

小︰菅井さんとの事終わらせたの?

小林は軽く私を睨みそう聞いてきた

平︰さっき終わらせてきた。
だから今泉にちゃんと伝えたい...

小︰うん。分かった!

小林は私の言葉を聞いて微笑み、
今泉の家を教えてくれた。

平︰ありがとう!!

小林にお礼を言って今泉の家に向かった

平︰ここか...

着いたはいいけど、緊張でなかなかインターホンを押せない。

平︰ふぅ。

私は大きく深呼吸してインターホンを押した

ピンポーン

?『はい?』

平『あの!今泉佑唯さんは居ますか?』

?『あー佑唯は今バイトいってるよ!』

平『あっ、分かりました!あの、どこでバイトしてるんですか?』

?『駅前のカレー屋さんだよ!』

平『ありがとうございます!』

今泉はバイトで家にいなかった
けど諦めきれなかった私は、教えてもらったカレー屋さんに向かった。

平︰着いた...
今いったら迷惑だから待つか。

私はバイト中に行ったら迷惑になると思い近くのカフェで待つことにした
時刻は19時半。

2時間待って今泉がカレー屋から出てきた

平︰やっとだ

私は今泉の元に駆け寄った

平︰今泉!!!

今︰平手さん...!?

今泉はとても驚いていた、だけど無理もない、そりゃ驚くはず。

平︰あの...ちょっと話したいんだけど時間いいかな?

今︰うん...。

私達は無言で歩いて近くの公園に来た

平︰あのさ...菅井さんとわかれた

今︰えっ?

平︰ちゃんと、話して終わったんだ。

私は今泉にすべて話した。

今︰...。

平︰今泉に迷惑かけてゴメンね。

今︰そんな事いいよ...

平︰それで、全部終わったから、私の気持ち聞いてほしい...

今︰気持ち...?

平︰うん...
今泉が志田と付き合ってた時、二人が仲良さそうにしてて、私嫉妬してたんだ。
ねるの事も全部今泉のおかげなのに...
話せなくなってどんどん今泉が遠くに行っちゃって悲しかった。
最近までね、私の心寂しさを埋めてくれたのは菅井さんだと思ってたんだ。だけどそれは違くて、本当に私の心の寂しさを埋めてくれてたのは、今泉だったんだ。
やっと気づけた...
私は今泉が好きって事も...。

今︰えっ...?

私は今泉に気持ちを伝えた。

平︰今度は今泉と、ちゃんと向き合いたい。私じゃダメかな?

今泉は少し考えた顔をしてこう答えた

今︰ごめん...

平︰うん。もう遅いよね...
けど諦めないから!もう、暗いし送ってくよ

ごめんと言われて悲しかった
だけど今度は逃げないし諦めない。
そう思って今泉を家まで送った。