今泉の背中をさすって1分ほど経つと今泉は泣き止んだそして今泉は

今︰平手さんごめん...

今泉は謝ってきた

平︰なんで謝るの?

私は今泉にそう聞いた

今︰私平手さんのこと好き...

平︰えっ...?

今泉の口から出た驚きの言葉に私は戸惑ってしまった。

今︰私、最近気づいた...
愛佳と付き合ってる時は気付いてなかった、もしかしたら愛佳はそれに気づいて優しさから別れてほしいって言ったのかもしれない。だとしたら私は最低...
それに平手さんには菅井さんが居るのにこんなこと言って、ごめんなさい...


今泉の気持ちを聞いて嬉しかった。
だけど私だけ幸せになるわけにはいかない...。

平︰今泉ありがとう...だけどごめん。
私には友香が...

今︰うん。大丈夫だよ...
分かってたから...

今泉はとても悲しそうな顔をする、その顔を見るのが辛かった...

今︰なんだかこのままじゃまた気まづくなっちゃいそうだね!

平︰うん。

今泉は急に明るく、元気になった
きっと私への優しさ。
その優しさが私の心に突き刺さる。

平︰今泉ありがとう、
これから志田の所行っておいで?
このままにしたくないんでしょ?

今︰うん!じゃあまた!

平︰...。

今泉は志田の元に向かった。
今泉が好きなのに振って、なのに友香には何もしてあげられてない
私は何がしたいんだ...。


……………………………………………

私は愛佳の家に走る。
このままにはしたくないから

ピンポーン

愛佳の家のインターホンを少し強めに押した
時刻は18時くらい

志『はーいどちら様で?』

今『愛佳?私!』

志『ずーみん!?どうして!?』

今『愛佳と話がしたい!!』

志『うん...ちょっと待ってて』

私と愛佳はインターホンで会話した

しばらくしたら玄関のドアが開いた。

今︰愛佳?

志︰ずーみん...。

今︰愛佳ごめん...!!!

私は愛佳に謝った

志︰謝るならうちの方だよ、いきなり別れ話して傷つけた。ごめん...

今︰別れ話、私の気持ちに気づいたからしたの?

志︰うん...。ずーみん本当は平手さんのことを好きなんでしょ?

やっぱり愛佳は気づいてたんだ...。
けど、もう振られたなんて言えない。

今︰うん...。

志︰そっか。
あっそうそう平手にさー、ずーみんに何した!って怒られてさー大変だったんだよー!

今︰平手さん?

志︰そうそう!あれは鬼の形相だったね!フフッ

愛佳は何かを察したかのように
私を笑わせようと明るく振舞ってくれた
やっぱり愛佳は優しい...

だから私は愛佳から少し離れてこう叫んだ

今︰愛佳ありがとう!
私よりいい人見つけてよー!!

こう叫んで不安な表情で愛佳を見ると
愛佳は満面の笑みだった。
その笑みを見て
私は何かが吹っ切れたかのように
気持ちが楽になった...。