私と平手さんは長濱さんが通ってる学校に着いた
時刻は丁度下校くらいの時間

平︰あぁ、緊張してきた
ねる、元気かな私のこと覚えてんのかな

緊張している平手さんを、私はただ見ることしか出来なかった

ゾロゾロと生徒達が下校する
けど、いくら待っても長濱さんの姿は見えなかった

平︰はぁ...何でいないんだよ

今︰もしかしたら今日は具合が悪くて休んだかも、それか部活かもしれない!

平︰いいよもう、

今︰そんなの駄目!ほら行くよ!

平︰あっ!ちょっと

私は平手さんの、腕を掴んで学校に入った

今︰勝手に入ってよかったのかな?

平︰なに急にビビってんだよ
ほらいこ!

学校にはいったら平手さんのほうが私の腕を掴んで進んだ

体育館について覗いたらそこではバスケ部が練習してた

平︰わぁバスケだ!私もやりたい

今︰いやいやだめだから!
けど長濱さんやっぱり居ないみたいだね

平︰うん...

私達は1周体育館を見回した
すると

平︰まって、あれねるかも!

今︰ホント!?ゼッケン何番??

平︰ちがくてほら!あそこでマネージャーやってる子!

今︰マネージャー?

体育館の隅の方をみたらそこには可愛い女の子がいた

今︰あの、可愛い子??

平︰うん!あれは絶対ねるだ!

今︰話しかけに行かないの?

平︰うーん、部活終わってからにしようかな...


なんて平手さんは言うけど本当は多分こわかったんだと思う

私と平手さんは特に何も話さずただただ部活が終わるのを待った

先︰よーし!じゃあ今日は終わり!解散!!

先生らしき人がそう言うとみんな片付けをしだした

今︰あっ!終わったみたい!
平手さん!

平︰うん...けどやっぱこわいよ

今︰長崎まで来て何言ってるの!
ほら!早く行って!

平︰うん...わかったよ

平手さんは長濱さんの元に向かった


平︰ねる!

私は勇気を出して名前を呼んだ

ね︰!?

平︰覚えてる?

ね︰てち...?

平︰うん...
あの、ちゃんと話したくて、、、

私は陰から平手さんと長濱さんをみていたすると長濱さんがいきなり大きな声を出した

ね︰長崎まで何しに来とるん!!!
帰ってっ!!!

平︰...。ねる...

私はねるの腕に触れようとした、その瞬間

バチンッ

その音は体育館の中に響き渡る

平︰イタッ...

私はねるにビンタされた

ね︰わたしはてちと話すことなんかない!

?︰ねる?どーしたの?帰ろ!

ね︰あっ理佐!うん!今行くー!

そーいってねるは行ってしまった


私は平手さんの元に走った

今︰平手さん大丈夫...?

平︰うぅ...うわーん

平手さんは泣いて私に抱きついてきた

今︰平手さん!?

平︰ねるはやっぱり私のことまだ許してないんだ...

今︰そんなことないよ...
バスケ部のマネージャーやってたのだって平手さんのこと忘れられないからじゃないの?

平︰きっと違う...さっきねるのこと呼んだ人のこと好きなんだよ

今︰理佐って人?

平︰そう...

今︰考えすぎ!
ほら今日はとりあえずホテルに泊まって明日出直おそ?

平︰やだやだーーーもう帰ろうよー

平手さんが駄々をこねはじめて
いきなり、子供に見えた

今︰子どもじゃないんだからほら!いくよ!

平︰うん...

わたしと、平手さんは近くのホテルに一泊した