私、渡邉理佐は学校に向かった。
理︰やっぱり学校行くの勇気がいるなー
足取り重く道を歩いていると
葵︰理佐ー！！！
私の名前を大きな声で誰かが叫んでる。後ろから聞こえた、顔を見なくてもわかるこんなことするの葵だけだもん
理︰葵、朝から声大き過ぎ
葵︰ごめんごめん！だって嬉しくて！
理︰たった３日休んだだけでしょー大げさだなー
葵︰もうーいいでしょ！
ほら急がないと学校遅刻しちゃうよ！理佐行こ！
理︰はいはい
私は呆れながら返事をした
そして私達は学校に着いた
理︰ハァ...
葵︰理佐ー？もしかして菅井さんと会うの怖いの？だっさーい！
理︰葵私怒らす天才だよね
葵︰こわーい！私先いくからねー！
そーいって葵は先に行ってしまった
理︰あーあ行っちゃったよ
私も行こっと
なんだかんだ葵に勇気づけられて私は学校に入った
私は友香に会わないよう周りを見回しながら教室に入った
理︰ふぅ、とりあえず教室まではいれた
軍︰今日は来たんだね！
理︰！？
なんだ軍曹かまあねー葵がうるさいから
軍︰友香にあった？
理︰...。まだ
葵︰理佐はビビってるんだよ！
葵が話に入ってきてまた私をからかった
軍︰葵ちゃんおはよー！
今日も元気だね！
葵︰茜ちゃんには勝てないけどね〜
キーンコーンカーンコーン
軍︰どうだか！あっ！チャイムなったじゃあまたね！
理＆葵︰うん！
昼休み
菅︰今日も理佐さん学校来てないのかなぁ
茜︰今日は来てるよ！
菅︰茜さん？
今日来てるんですか？！ホントですか！？
茜︰ほんとだよ！ほら！行ってきな！
菅︰はい！茜さんありがとうございます！
私は急いで理佐さんがいる４組に向かった
菅︰理佐さん！？
私は今まで出したことないくらいの大きな声で理佐さんを呼んだ
クラスの皆は私に注目していたけどそんなの気にならなかった
理︰友香！？
理佐さんは私に気づくと教室をでて走っていってしまった
菅︰理佐さん待って！！！
私は理佐さんを追いかけたけど理佐さんは運動神経はいいし、足が速くてそんな理佐さんを見失ってしまった。
菅︰はぁはぁ...
全然追いつけないよ、
なんで逃げるの、理佐さん...
その頃理佐は
理︰はぁ、疲れたーーー
私は友香にびっくりして咄嗟に教室を出て走ったそして
屋上まで来て寝転がって息を切らしていた
理︰あーあまた逃げてきちゃった。
軍︰コラ！
理︰ビクッ
コラッと後ろから声がした、私はとてもビックリしてゆっくり振り返るとそこには軍曹、そう茜がいた
理︰軍曹か、びっくりさせないでよ
軍︰何また逃げてんの
そう言って軍曹は私にゆっくり近づいてきた
理︰だって
言い訳をしようとした瞬間
バチンッ！！！！
そう大きな音を立てて私は尻餅をついた
軍曹は私の頬を思いっきりビンタしてきた
理︰いった...なにすんだよ！
私は頭にきて軍曹の胸ぐらを掴んで殴り返そうとした
すると軍曹が口を開いた
軍︰なに逃げてんの！！
何回逃げれば気が済むの！！？？友香は何回も泣いてたんだよ！理佐が泣かせたんだ！
いい加減にしてよ好きな人の涙なんか見たくない！！！
理︰(えっ？友香が泣いてた？それに好きな人の涙って？気になってただけなんじゃ)
軍︰何度も友香の涙を見て私は気づいた、友香を守りたい、友香を泣かせた理佐が許せないってこれは恋だって、
私に告白する勇気は無かった、だけどまだ逃げ続けて友香を泣かせ続けるなら私が友香を貰う！理佐のことが好きだろうがなんだろうが、いまの理佐に友香を好きでいる資格なんかない！傷つけてるだけ！
そんなの私が許さない！
理︰軍曹...ごめん。
軍︰あーあ言いたいこと言ったら疲れた！
ほら友香の事探してきなよ
理︰軍曹ありがとう！！！
私行ってくる！
軍︰いってらっしゃい
理佐は走って友香を探しに行った
軍︰はぁ、理佐の後押ししちゃったし
しかも、友香と理佐両方後押ししちゃってんじゃん
すずもんが言った通り私本物のバカじゃん
気づいたら私は涙を流していた
軍︰何泣いてんだろ、これで理佐と友香が結ばれても、私は諦めないぞー！！！
私は屋上から校庭に向かって叫んで
屋上に寝転がった
続