佐々倉 溜(ささくら りゅう)(26)……… 相葉雅紀
 若干26歳にしてヨーロッパカクテルコンテストで優勝したにもかかわらず、師匠であるバーテンダー・加瀬にクビを言い渡され、その意図がわからず失意のうちに帰国。そして放浪の日々を送っていた。しかし、雑誌記者・来島美和との出会いが溜に変化をもたらすことに。“バーテンダー”という生き方を自身も模索しながら、傷ついた人々の人生を救う一杯を作れるようなバーテンダーを目指す。真っ直ぐで、心を痛めている人を見ると放っておけない性格。



来島 美和(くるしま みわ)(23)………  貫地谷しほり
 現在は弱小出版社の記者をしているが、実は来島財閥の跡取り娘。男手ひとつで自分を育ててくれた祖父の最後の夢=真のバーを完成させるため、“本物のバーテンダー”を探している。最初は溜のきらびやかな経歴に惹かれて接近するが、徐々に肩書きとは関係ない“本物のバーテンダー”としての溜に惹かれていく。



杉山 薫(すぎやま かおる)(32)………  荒川良々
 BAR「ラパン」のバーテンダー。学生時代に映画『カクテル』を観て、バーテンダーに憧れる。専門学校を卒業し、「ラパン」の亡きマスターのもとで修行。バーテンダーとしての腕を磨いた。ただし、客への過剰なサービス精神が災いし、大技を披露しようとして失敗しがち…。溜に対して先輩風を吹かせるが、悪い人間ではないので溜も慕っている。



三橋 順次 (みはし じゅんじ)(40)………  光石研
 BAR「ラパン」のチーフ・バーテンダー。今は亡き「ラパン」マスターの一番弟子であり、腕前も人柄も色濃く受け継ぐ人物。穏やかな人格者であり、接客の経験も酒作りの腕前も一流の良きバーテンダー。溜の経歴も腕前も認めながらも、時に諭し、時に支え、その成長を見守る。



葛原 隆一 (くずはら りゅういち)(32)………  金子ノブアキ
 「ミスター・パーフェクト」と呼ばれる凄腕バーテンダー。完璧なカクテルを作ることにすべてを懸けたプロの中のプロ。天才バーテンダー・溜のカクテルを心の中では認めながらも、プロとしては負けていないという自負がある。シリーズを通して、溜にとって“越えられない壁”として立ちはだかる。