こんばんは。

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我が家のニャンズとともにつぶやきます。
お気に召していただけたら幸いです。

今日は「妻が口をきいてくれません」を読みました。

普段読むジャンルではないのですが、手塚治虫文化賞短編賞ということで読んでみました。
電子版を買うのはこういう時は手軽でいいですね。本の置き場所を考えなくて良いので。

愛の対義語は無関心という言葉があります。マザーテレサだったでしょうか。
この妻の長期に渡る無視、これは何だったのか。

夫にはまさに愛の反対だったでしょう。妻側から見るとこの無視は自分を守るための防御反応のようにも思います。

ラストは少しモヤっとしました。でもこの結論に至ったのは、夫がなぜこうなったのかを考え続けたからだろうし、妻も無視という行動をとりながらも内なる思いは消えていなかったからなのだと思います。

なんにしても、まあ子どもは小さくてもいろいろちゃんと見てるってことですかね。

「妻が口をきいてくれません」野原広子 集英社 2020年11月電子版