中3年になって、いよいよ中央競馬の試験があり、小倉までの
遠い道のりを不安いっぱいで走り、筆記試験、面接、とこなし、
そう・・・長~い一日でした。
そして何日たったか、結果は・・・不合格でした。
それでも、長男はあきらめませんでした。
小学生のとき、テレビで報道された乗馬の「全国大会」に出場して
いた熊本県の菊池農業高校馬術部、頭の中にはこの高校がありました。
毎日勉強した成果が出て、このときは農業高校への受験は「心配ない」
程度でしたが、長男の夢は「中央競馬界のジョッキー」ですから、
受験とは関係なく、勉強を続けていました。
いよいよ農業高校へ入学し、馬術部へ入部しました。
遠方からの通学になるし、ここの高校では全員寮生活をすることに
なっていました。
けれども、馬術部としては有名なわけで、部員も当然たくさんでした。
規則もいろいろあり、連休や日曜日といっても帰宅することは許され
ない状況でした。
皆、帰りたいのを我慢しているのに、帰宅することが、トラブルに
発展しました。自分は遠いから・・という長男の言い分が通るはずも
ないのでした。
生徒同士のトラブル・・・悶々とした寮生活でした。
また、現代の若者にとって、寮生活とは息苦しくなるほどつらい
ものだったと思います。
寮の中では、親の知らないいろんなことがあったようです。
ただ、極限まで至っても「それ以上の沙汰」にならなかったのは、
寮へ担任の先生方も交代で泊まりこんであったことが大きかったと
思います。
そして、生き物といつも共生している生徒と先生・・・動物とは、
ほうっておいたら死ぬ・・・えさをやらなかったら死ぬ・・・
水もなければ死ぬ・・・寒い外にほうっておけば死ぬ。
いつも生と死がつきまとっているものだと思います。
ジョッキーの話を中断して、高校での出来事を紹介させてくださいね。
卒業前の学園祭で、手作りの劇の発表がありましたが
「同世代の、同じような寮生活をしている仲間同士のトラブル」
それがテーマでした。
内容は、
「先生不在中の、真夜中の牛の難産」が主なテーマで、命の大切さ、
トラブルという枠から出て対処しなければならない命の問題でした。
自分たちが喧嘩をしているうちに、牛は死んでしまうというものでした。
また、授業としては、3年間「家畜として育てた牛」を、
「肉牛として育て上げた牛の出荷」すること・・・
数少ない女生徒たちは、泣きながら現実を受け止めていたようです。
そんな、普通高校では味わうことのない生き物との共生を経験しました。
トラブルに対処される先生方も、生き物への対応が常に授業されていて、
高校生で、先生のすばらしい生徒への対応が、強く印象づけられています。
話を、長男のことに戻しますね。
農業高校1年生になって、2度目の受験をしました。
そう! 夢の小倉競馬場へ向かいました!!
試験・面接・運動・身体検査・・・すべてうまくいきました!
面接では、親=私の面接もあり、(主催者は面接ではないと言うけれど)
そこで、「他の受験者とは面魂が違います!」と、力強いお言葉を
いただき、「期待できるかも!!」と、長男には言えませんでしたが、
内心胸が躍りました!!
帰路、長男の方も、筆記テストで「自身あり!!」と、昨年とは
違って、やんわりにんまりの帰宅となりました♪
そして、いよいよ発表の日です。
・・・じらすわけではないですが、長くなりましたので、次回を
お待ちくださいね~!