夫婦合わせて180歳
長男は高校中退後ずっとひきこもり
次男は自称長女、恋人は男性
三男も同居しており
グラビアアイドル撮影会を主催するが多額の借金をしており
親に無心ばかりしている。
妻は認知症が出ており
夫の浮気を疑って何かにつけ責めてばかりいる。
一見最悪な環境ではあるが
夫は毎朝起床後約45分間の体操を行い
決まった朝食をとり
新聞を読み
庭の手入れをし
散歩に出かける。カフェなどで女性とのコミュニケーションを楽しみ
散歩のあとは
自分が所有している男隠れ家的なアパートの管理人室で、お茶を飲みながら自由に過ごすという
ほぼルーチンの生活を送っている。
息子達の事を考えると悲観的になっても仕方ない状況であるのに
不思議と物語は淡々と進行する。
最後には妻が脳梗塞で倒れ家で介護の日々となるのだか
介護であっても決まった事を淡々と行う夫に悲壮感はなく、
こちらも同情することなく冷静に
時にはクスッとしながら淡々と読み進める事ができる
不思議な物語です😀
それは、おじいさんのお散歩そのままという感じかなあ😊 

これからの世の中では、このようなことも多いにあり得ることであり、

結局、いつも動いて、迷いが入りこまないような生活の工夫が最低限必要なのかもウインク