USJををV字回復させた森岡 毅さんという方に興味を持ったのは、「日曜日の初耳学」とテレビ番組に出演されているのを見てからです。
とても分かりやすいお話に釘付けになってしまいました。
この本も、就職活動に入っている長女さんのために、口ではなかなか伝えられない気持ちを文章にして書き溜めたものだと前書きにあり、
還暦過ぎた私が読むべき本なのかと、何度か躊躇しながらも、あの語り口にまた触れたいと思い、購入しました
結果、
人生どの地点においても、大切なことがたくさん書かれており、とても興味を持って読むことができました
「人生は、生まれ持ったものを掘り起こしていく旅」
という言葉が胸に響きます!
人間は気持ちよくなるとすぐに成長を止めてしまう生き物だと・・・
確かに、定年後、とりあえず再就職し、このまま安心、安全な位置で、楽しく生きていければ程度の境地だった者としては、
人生100年と言われる世の中において、あとの人生を守りにだけ入っていては面白くないかもと思ってしまいます。
生まれ持ったものがまだまだあるのかもしれません。
まず、自分の強みを知り、My Brand を作り上げ、自分をマーケティングする。
「キャリアとは自分をマーケティングする旅である」
こんな前向きな発想をしたことがありません
この本には、成功者の森岡さんにも、就職して10年間は劣等感に襲われて、電話の音にも恐怖を感じる時期があったり、アメリカでは、いじめにあったり、しかとされたりとどん底の時代もあったことが記されています。
そこからどんな風に立ち直ったのか・・・とても勇気をもらえます。
私の周囲も孫の不登校から反抗期、娘の苦悩と転職など、娘家族の試練が続いており
この本を読みながらいろいろ考えさせられました。
潰れないためには、最初から肩の力を抜いて、最後尾からスタートする自分を予めイメージして受け入れておくべきだ。そこから本当の努力を積み重ねられる自分であるかどうか。つまり「今日の自分は何をどう学んで昨日よりも賢くなったのか」、その1点を問える自分であればいい。「できない自分」ではなく、「成長する自分」として、自分だけは自分自身を大いに認めてあげて欲しい。そうすれば苦しくても、心が壊れる前にきっと相応の実力は追いついてくるだろう。追いついて追い越すだけの「時間」を、枯れないで歩き続けてさえすれば、自然の摂理どおりにいずれ芽は出てくるということだ。
この言葉を、自分に、娘に、孫にかけてあげたいです