脳卒中当事者のご家族の笑顔を支え隊
サポーター 看護師(神奈川県在住)
おぐらみちこです。
耐えないとダメですか?
脳卒中当事者のご家族からお話しを聴きました。
『先日、生活の中でどうしても改善して欲しいことを主人(当事者)に伝えました。同じことを私がしたらすごく怒るから私も同じように主人に伝えました。病気の前から怒りっぽいところはあったけれど、それとは違って食べ物を投げたり、バカ、アホ、死ね、役に立たない、ここは俺の家だ、出て行け。などと言われることがあります。
この状況だから子どもは一緒にいることを嫌がり、祖父の家に行き、そこで生活しています。なんだか家族はバラバラ、病気だから、障害があるから私たちは我慢しなきゃいけないのでしょうか?病気にならなければ良かったのに。
もうつらくて。私が我慢して本人が怒らないようにしたらいいですか?はい、はいって本人の思うようにしていけばいいですか?
毎日つらくて、しんどい。
周りの病気や障害のないご主人がいる家族が羨ましいです。』
我慢はしんどい 家族仲良くしたい
誰だって、争い事を起こしたいと思わないですよね。家族も喧嘩するより仲良くしていたいと思うのでは?
あなたならどう伝えますか?
嫌なら離婚すればいい。
別居すればいい。
離れればいい。
どれも正しいですよね、きっと。
でも、相談してくれた人は何を望んでいるのか、どうしたいのか、ココロの内を聴いていきたいです。
もし、相談者がどうしたいのが分からないなら気づくまでじっくり付き合うことが必要だし、付き合ってもらいたいなあって思います。
あなたは誰かに話しますか
自分がしんどい時、泣きたい時、悲しい時、誰に話しを聴いてもらいたいですか?
どっちが正しいとか悪いとか
そんなジャッジじゃなくて
ゆっくり話しを聴いていくことが最初の一歩じゃないかと思います。
そんな話しを出来る人、場所があると思えるだけでちょっと逃げ場所が出来るんじゃないですか?
未来へつなぐ家族会がそんな場所になったらいいなと考えています。
正しい答えはいらない
正しいというのは、誰にとっての正しさなのか。
人が集まっていると一人に良くても他の人には最悪なこともある。
だから、正しさはいらないと思うんです。
未来へつなぐ家族会で気付く⁈
同じ当事者家族だからの話しがあるか、ないかはその時次第だけど、誰かの話しを聴いて、あっそうか!と思うことがひとつでもあれば、次に自ら進む一歩が見つかるかなって思っています。
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