歴史とは靴である&感染症の日本史 磯田道史 | 本に恋して❤

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自分が読んだ本を感想とともに残しておきたいと思いブログを始めました。

歴史とは靴である

磯田道史

 

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磯田道史さん「歴史とは靴である」を読みました^ ^

 

久しぶりに磯田道史さんの本が読みたいなと思って電子書籍で購入しました

 

 

 

「歴史とは靴である」

 

歴史と人間

休憩中の会話

歴史の「現場

 

◎ビリギャルもう一回勉強するよ 

小林さやか×磯田道史

 

◎教科書に載らない歴史に食らいつく! 

外山莉佳子×磯田道史

という構成

 

 

「歴史と人間」から『歴史の「現場」』は女子高校で行われた特別授業のお話

 

磯田道史さんがどうして歴史に興味が湧くようになった子どもだったのかから話されていてとっても興味深い♪

 

特別授業なので生徒さんのリアクションも書かれていて

 

読んでいて自分も磯田さんの講義を聞いているような気持ちになって読みやすかった^ ^

 

動物(犬や猫)そのものに歴史…代々受け継いでいくものがないのに人間にはそれ(歴史)がある

 

当たり前に思っていたことでも磯田道史さんの説明を聞いていると

 

「確かに…。そう言われればそうだ」とワクワクしてきます

 

小学生の磯田少年は犬と人間の違いを見つけるために自分ちのワンちゃんを使ってさまざまな実験を行っていきます^ ^

 

この実験も「よく考えて実験しているなぁ」と感心するのですが

 

想像できることでもちゃんと実験して答えの裏付けをとっている

 

 

 

 

 

 

結婚が遅かったと仰っている磯田道史さん

江戸時代の人の初婚年齢を調べ始めます

 

すると速水融(はやみあきら)という慶應大学の先生がそのようなことを研究していることを知ります

 

速水先生のことを知った磯田さんは大学1年生

 

自分の大学の歴史の本は読んでしまった…

 

 

速水先生の教えを受けたいということで慶應大学に入り直すために受験勉強をするのですが

 

歴史以外の勉強が得意でなかった磯田道史さん

 

歴史のことが書かれた英語の考古学の本を読んで英語が分かるようになります

(これもすごい!)

 

めでたく慶應大学に合格します

 

 

 

 

 

歴史と人間の中で書かれている

教科書は「平均値」に過ぎないを読んで

 

なぜ学校で習う歴史は年号を暗記しなくてはいけないのかと思ってきた私

 

「なるほどなぁ」とやっと解決しました

 

次章の歴史の「現場」も初めて聞くことばかりで読んでいてとっても楽しかった^ ^

 

 

最後に生徒さんからの質問で

 

AIの時代に

比較・解釈・仮説

あまり傲慢であってはいけない

教養とはムダの別名である

 

4人の方からの質問に答えています

 

これもおもしろかった

 

 

 

 

 

 

 

歴史とは靴であるには

女子高での特別授業の他に「ビリギャル」こと小林さやかさんと名古屋のアパレルショップ店長だった外山莉佳子さんそれぞれと磯田道史さんとの対談も掲載

 

小林さやかさんは歴史を知らなさすぎて恩師である坪田信貴先生をずっこけさせる場面が「ビリギャル」に出てくるくらい歴史を知らなかった

 

そんな小林さやかさんが歴史ってなんだろう?歴史ってなんで大切なんだろう?を磯田道史さんにぶつける対談でした

 

小林さやかさんと磯田道史さんの会話がおもしろくてどんどん引き込まれました

 

「ビリギャル」読んでなかったけど読んでみようかなと思って電子書籍で探してみたら第1章だけ無料で読めるお試し版があったので読んでみたら「おもしろ!」ってケラケラ笑って読んじゃいました

 

「これは読みたい!」ってなったので読んでみようと思います

 

 

外山莉佳子さんと磯田道史さんのお話もおもしろかった

 

歴史オタクの外山莉佳子さんと磯田道史さんのお話は磯田道史さんの歴史との出会いから始まり

 

磯田道史さんがいま興味がある戦国武将の話

 

名古屋人、京都人の気質の話がとっても興味深かった

 

お二人の名古屋人と京都人の気質の話を読んだときに浮かんだ「愛知県は神社・寺院数が日本一」という記事を読んだことをときのことを思い出しました

 

その記事を読むまでは当然、京都が一番多いと思っていたからです

 

「どうして神社・寺院数が1位じゃない京都に観光客が来るのかしら?」と思っていたのですが磯田さんが仰っていた京都人の気質が関係しているのかもと個人的に発見ができておもしろかった^ ^

 

 

 

 

 

 

感染症の日本史

磯田道史

 

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磯田道史さん「感染症の日本史」を読みました^ ^

 

写真にあるように日本人はいかにパンデミックと対峙してきたかが知りたかったので購入して読んでみました

 

いろいろな切り口で感染症に日本人がどのように対応してきたのか書かれています

 

歴史とは靴であるにも登場した速水融先生のお話が第九章 歴史人口学は「命」の学問−わが師・速水融のことどもに書かれています

 

磯田さんが速水先生の歴史人口学に触れたときや速水先生に教えを請いたくて慶應義塾大学に入り直した経緯などが書かれています

 

速水先生は2019年に帰らぬ人になりました

 

磯田さんは速水先生に今回のパンデミックについて聞きたかったことがあると書かれています

 

速水融先生と磯田道史さんの対談が実現していたら読んでみたかった

 

速水先生の本も読んでみたいと思います

 

 

 

 

本日はこのブログにお越しいただきありがとうございます(^_^)