江戸の備忘録 磯田道史 | 本に恋して❤
- 江戸の備忘録 [ 磯田道史 ]
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今回の「江戸の備忘録」は
前々回の「歴史の愉しみ方」と
一緒に買った本です
「歴史の愉しみ方」で
「古文書を読んでみたい~!」
という感想を書きました
が
今回この「江戸の備忘録」を
読んで
当たり前に聞こえてしまうかも
知れませんが
「歴史って続いているんだな」
と改めて感じました
私たちが
歴史を勉強するとき
年号でその出来事を
覚えてしまいます
本当はその前の年や
その後の年でも
何か起こっている
かもしれませんが
ひとまず
「この年!」
と
大きな出来事で
ぶつと切られた断片で
覚えることによって
「歴史は続いている」
と頭では分かっているつもりでしたが
なんだか腑に落ちていなかったようです
「江戸の備忘録」では
戦国時代から
江戸時代
そして
明治
昭和と
いろいろな時代の
「昔はどうだったんだろう?」
に遡って
現在と比較して下さっている
文章がたくさんあります
「あの時代と現代でも
あまり変わらないんだな」
だったり
「昔はこんなふうだったんだ!」
と思うことで歴史が
より身近なものに感じることを
うれしく思います
≧(´▽`)≦ エヘヘ
そして
歴史は単なる暗記する
ものではない
いまと繋がる
道なんだということに
やっと気がつき
腹に落とすことができました
(^ε^)♪ ルン
磯田道史さんは「あとがき」で
「牛のようなものに、
自分はなりたい」
と書いてみえます
最初は
「ん?
牛?」と思うのですが
「人間は草を食べない。
しかし牛が草を食べると、
甘美な乳が出て、
人間も飲むことができる。
同じことが、
史家と世人とのあいだにも、
いえる。
古文書は解し難い。
古文書はそのままでは、
なんのことやらわからないが、
史家がこれを読んで噛み砕き、
牛が乳を出すが如くにすれば、
世人はその味を甘受できる。」
と書かれていて
なるほどなと思いました
確かに
古文書が読めただけ・・・
では
そこで終わってしまう
(*゚ー゚)ゞ ポリポリ
そこで磯田道史さんのように
歴史を通訳してくださる方に
歴史を翻訳していただくことによって
より身近になり
歴史上の出来事から
楽しく学んでいくように
なればいいなと
思いました
本の中に
出てきて
読んでみたいと思った
本です
殿様の通信簿
『土芥寇讎記』
(どかいこうしゅうき)
渡辺世祐(わたなべよすけ)著
『豊太閤の私的生活』
・・・秀吉の艶書
『おあん・おきく物語』
・・・関ヶ原の戦い・大坂の陣体験談
武者小路実篤の小説
・・・磯田道史さんが
「人間への目線が温かい彼の作品。
私は好きである。」
と書かれてみえます