本 音子のつぶやき

本 音子のつぶやき

私の心の中には醜い感情ばかりが浮かぶ。
言いたい。
でも言えない。
だからここで言う。

私は親戚づきあいとか大の苦手。

気が重くて仕方がない。

 

甥がいて、姪がいる。どちらも結婚している。

ふだんはほぼ没交渉。それでも、彼、彼女の子供たちにずっとお年玉を渡し続けている。

 

ズバリ、姉のために、だ。

私が渡さないと、甥の妻家、姪の夫家に姉の顔が立たないからだ。

 

中学生や高校生になった子供たちと1年に1回、お金を渡すだけに顔を合わせるのがめっちゃしんどい。

たいして稼いでもいないのに、3人分のお年玉を出すのは。経済的にも正直つらい。

子供たちも、たいして喜ばない。というより、1年に1回、会うおばさんに、どんな顔をしてありがとうと言えばいいのか分からないのだろう。

 

できれば直接渡したくない。

だから、姉に預けて姉から渡してもらうようになんとなくなってしまった。

そうしたら、お礼の電話すらかかってこなくなった。

形だけの電話なんかウザいだけだが、一方で、私が甥の妻、姪の夫の立場なら、子供に何が何でもお礼の連絡をさせると思うのだが。

 

昨年、3人のうち1人が大学を卒業して社会人になった。

お年玉の出費が1人分減ったはいいが、ぐずぐずしている間に就職祝いを出しそびれてしまったことが気になっていた。

姉に言ったら、「別に就職祝いなんか……」とは言ったが、言外に「出してくれると助かる」雰囲気がありありだった。

2万円包むのか、3万円包むのか。都会の大企業に就職し、びっくりするような給料をもらっているやつに。

 

私が自分で自分のことができなくなっても、甥や姪に面倒を見てもらいたくない。死んだとき、もしいくばくかのお金が残ったとしても、甥にも姪にやる気はない。

姉が死んだら、甥とも姪ともすっぱり縁が切れるだろうなと思う。

そうしたら、私は本当に天涯孤独となる。

そのとき、もしかしたら後悔するようなことになるのかもしれないが、それはすべて自業自得なのだ。

だけど、今は、そんな後悔なんて全然考えられない。