5月、待ちに待ったゴールデンウィーク。
最近どんよりとしていた娘の気分転換になればと、1泊旅行に出かけました。
出発の朝は「フラフラする…」と表情も暗かった娘。
心配しましたが、時間が経つにつれて少しずつ元気が戻り、夕飯を楽しく食べる姿を見せてくれました。
お休み中には、学校の友達とお出かけする日もありました。
「この休みでリフレッシュして、連休明けからは学校に行けますように…!」
そう心の中で祈るような日々を過ごしていました。
そんなある日、事件は起きました。
娘が何かを血眼になって探し始めたのです。
私も一緒に探しましたが見つかりません。
次第に娘は不機嫌をまき散らし始め、夜中になっても探し続け、ついには泣き叫びパニックに。
連休中の疲れや、張り詰めていた私の糸が、そのときプツンと切れました。
「なんで今必要なの!?そんなに大事なものなら、ちゃんとしまっておきなさい!」
思わず強い言葉を言い放ち、私は逃げるように寝室へ向かいました。
そして、翌朝。
リビングに向かった私は、目の前の光景に凍りつきました。
床一面に投げつけられ、粉々に割れたグラス。
「狂ってる……」
娘のあまりにも異常な癇癪(かんしゃく)を前に、頭が真っ白になりました。
もう、どうしたらいいの?
思ったより事態は深刻かもしれない。
溢れ出てくる涙をぬぐいながら、私はただ無言で、床に散らばったガラス片を拾い集めました。
ふとカレンダーに目をやると、もうすぐ体育祭の文字。
果たして、今の状態で行けるのだろうか。
終わりの見えない不安に、胸がムギュッと、張り裂けそうに苦しくなりました。