気分転換に、本棚を見ていたら、2年くらい前になんとなく買った本が奥から出てきたので、パラパラと読み返してみた。

「のび太」という生き方
「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。/横山 泰行

¥1,260
Amazon.co.jp

こんなの書くと、「オマエ、人生に悩んでるの?」と思われるかもだけど、多分、その頃は悩んでたんだと思う。


でも、それ以上に、僕はのび太くんという人間に親近感を持っていました。


勉強、運動、何をとっても、ダメなのび太くん。
どっちかというと、僕は、のび太くんに近い子供だった気がする。

野球が好きだったけど、特別スポーツが得意というわけではなかったし、
勉強も、中の下くらい。

出来杉くんみたいに、みてくれがかっこいいという訳でもない。


とはいえ、「授業で先生がどちらが正しいと思うか、手を上げてください」と言って、
皆が、「A」に手を上げても、自分なりの考えで「B」が正しいと思えば、
「B」に堂々と手を上げる、そんな子供でした。

でも、基本的に、何かが特別できるわけでもなく、目立たない、おとなしい子供時代。


だからこそ、何かが初めてできたとき、その喜びを素直に感じて、うれしさのあまり、
涙をボロボロ流して泣くような子供でもあった。


そんなところが、のび太くんと自分が重なる部分だったのかなぁと、今になると思います。


それから、クラスの評議員や、部活、サークルの代表とかを、なぜか何度もやるようになって、
マネージャー的な立場になることが多くなっていきました。

それでも、未だにそういう立場として、まだまだ未熟で、頑張らないといけないなぁと
日々思うし、試行錯誤の連続です。



メガネを本格的にかけるようになったのは、高校生の頃ですが、メガネをかけると、ますます
見た目ものび太みたいやなぁ、と思うようになりました(笑)


中でも、「結婚前夜」という話の中で、しずかちゃんのパパが、しずかちゃんに言った言葉は、
すっごいお気に入りです。

好きな人も多いかもだけど。

「(のび太くんは)人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。
それがいちばん人間にとって大事なことなんだからね。」



現実として、今の僕が、それができてるか、自信を持ってイエス!とは言えないけれど、
そうありたい、とはいつも思っています。



目指せ、リアルのび太くん!!