あたりまえのことをバカになってちゃんとやる
小宮 一慶
サンマーク出版
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著者の小宮一慶さんは、毎朝会社のトイレ掃除をやり続けている人。

社長だけども、だ。


一貫しているのは、題名の通り。

この本のすべては、題名に集約されている。


何をするにしても、小さい事でも、大きい事でも、きちんとちゃんとやる。

同じことを松下 幸之助さんも言っていた。


掃除を徹底的に毎日やれ。そうすれば世界が分かる。


理屈は全く同じだった。

「そうすれば、小さな変化に気がつくようになり、もっともっと周りが見えてくる。」

そしてある時、世界が分かるようになる、ということらしい。


小宮さん的に言えば、「見えてくる世界や、生きていく舞台がまったく変わってくる」と。

生き方、仕事の仕方、勉強の仕方、いろんなことに、この効果が出ることを言っている。


私は、子供の頃を思い出した。

人の嫌がることをやってはいけません。

何かをしてもらった時、ありがとうと言いなさい。

悪いことをしたら、ごめんなさいと言いなさい。

どれも当たり前のことばかり。


いつのまにか、そういう当たり前のことができなくなってしまうことが多い。

そういうことを忘れず、いつまでもバカになってでも、きちんとやる。


それが、いい。