私と母は、同じ家で生まれました

母の実家を、私が生まれる前に購入したのです

古い古い家でした

私が、小学6年の時に新築しました

ものすごーく田舎です

周りは、田んぼだらけ

学校も駅も、スーパーも遠い

そんな田舎です

息子の施設を見てから、実家を見に行きました

もう、転売されて新しい方が入居して

父が作った車庫も、鶏がいた小屋も無くなり

外壁も、塗り直している様子で綺麗になっていました

私の実家のお向かいの家も転売されていて

少し改築されていました

でも、それでも空き家が増えていたかな

バス停は、もう無かった

誰も、利用しないからね

車じゃ無いと、とても不便な集落なんです

実家を見てから、母が昔勤めた造り酒屋さんに行って

今は、鰻屋さんなんですが

何年振りかな~?

鰻のセイロ蒸しを食べました

私と母の感想は

「ちょっと、味が落ちたんじゃない?」

まぁ、私と母は昔から食べているし

亡き父が釣ってきた天然鰻の味が忘れられなくて

期待が大きいだけに、期待外れって感じ

ダリンは、初めて来たとこだし、元造り酒屋さんの鰻屋ってのが珍しいって感じでしたが

鰻屋さんの奥様に挨拶して、食後に特別にコーヒーが出て

母は、ご近所さんの情報を仕入れたかったみたいだけど

奥様は、忙しいのか余り話しされなくて

実家の周りを、眺めて帰って来ました

もう、あの故郷に帰る事は無いでしょう

「住みたい」気持ちも無いし

ただ、昨夜の夢に亡き父が出て来ました

故郷に行った事を、喜んでいるみたいでした

内容は覚えて無いけど、夢で笑っていました

やっぱり、父の魂はまだ実家にいたのかな

私達に、父はついて来たかな?

もうね

あの場所には、私達が住む場所は無いんだよ

ただ、息子が住んでいる場所、娘が住んでいるであろう場所

それだけ

でも、行って良かったよ

ずっと、気になっていたし

家に帰って来て、母が仏壇にお線香あげてました

お風呂に入って、泣きました

母に、故郷を見せてやれるのも、最後だと思うから