11月になるとさらに体調は回復していきました。




ただし、この回復は低糖質食やウォーキングによる効果と言うよりも、単純に仕事から離れてストレスから解放されたことが大きかったのかも知れません。



理由はどうあれ、体は日に日にエネルギーを取り戻していくのでした。

 



10月までは、毎朝一時間のウォーキングに出かける以外は一日中自宅でゴロゴロしていましたが、11月になるとウォーキングだけでは物足りなくなりました。



いっそのことスポーツジムやプールにでも通おうかと思ったのですが、新型コロナの影響もあって断念しました。




心療内科の先生からは、



「職場復帰できるのならしてもいいですよ。」



と言われましたが、焦って復帰してもまたすぐに再発するのではないかという不安もありました。




そこで先生から勧められたのが、リワークプログラムでした。

 


リワークプログラムとは心療内科で行われている復職支援プログラムで、自分が通っている心療内科では週に1回、その活動が行われていました。



活動内容はグループワークとカウンセリングで、いずれも保険適用の料金で参加できるとのことでした。




それまでカウンセリングは保険適用外で全額自己負担だと思い込んで敬遠していましたが、保険が適用されるのなら是非とも参加したいと思いました。



マインドフルネスのような心理療法も独学で行うよりも、心理士から直接指導してもらった方が習得しやすいとも思いました。




そんな経緯で11月からリワークプログラムに参加することになりました。



リワークプログラムに参加するまでは、心療内科は患者を薬漬けにするだけのヤブ医者だと思い込んでいましたが、実際はそうでもないと思うようになりました。



心理士の皆さんは本当に親切でかつ熱心な人ばかりです。



それでいて料金は毎回数百円程度なので、こんなのでどうやって心理士さんの給料を払っているのだろうと心配になるくらいです。