会社から一か月くらいの休みをもらい、病院巡りの日々が始まりました。




最初は地元の心療内科へ行きました。



かかりつけ医からうつ病の可能性を指摘されていたので、一度話を聞いてみようと思いました。



心療内科で心理士から30分くらいの問診を受けて、そこでここ最近の体調不良について説明しました。



結果として現時点でうつ病という診断はできない、内科的な病気の可能性もあるので一度総合病院で精密検査を受けた方がいいのでは?と言われました。




そして、心療内科からの帰り道、ランチを食べるために立ち寄った漫画喫茶で事件は起こりました。




食後のコーヒーを飲んでリラックスしていると、突然具合が悪くなって、言いようのない不安感と焦燥感に襲われます。



しばらく耐えていましたが、突然一線を超えたような感覚があって、そこから心臓の鼓動がバクンバクンと脈打って異常に速くなっていきます。



一体何なんだ。



こんなのこれまでに経験したことがない。




自分の体で何が起こっているのかは分からないが、とにかくこのままでは死んでしまう、早く病院へ行かなければ。



慌てて会計を済ませて店を飛び出しました。



救急車を呼ぼうか迷いましたが、総合病院まで3キロくらいの距離だったので自分の車で行くことにしました。



運転中も動悸が収まらず、全身から冷や汗が出て大変でしたが、何とか救急病院へ自力でたどり着きました。




救急病院のベッドでしばらく横になっているうちに動悸は収まっていきました。



脱水症状ではないかと言われて点滴をされて、さらに採血もしてもらいました。




しかし、検査結果に異常はなく、命に別状はないとのこと。



また同じような発作が出そうになったら飲んでくださいと、抑肝散という漢方薬を処方されてその日は帰されました。



こちらとしては入院させて欲しいというくらいの心境でしたが、邪魔だから早く帰れと言わんばかりの対応をされてショックでした。




救急病院から帰宅後、今日起こったことについてインターネットで調べてみると、そこで初めてパニック発作という言葉にたどり着きました。



パニック発作はカフェインで誘発されることがあると書かれており、確かにこの日は心療内科に行く前にコーヒーを1杯、さらに漫画喫茶でもコーヒーを2杯飲んでいました。

 

(その日から今日までコーヒーは一度も飲んでいません。)