20年くらい前は廟街はもう少し怪しかったかもしれませんね。ガイドブックの記載も今より厳しめで、「あまり立ち寄らない方が良い」的な記載だった記憶が。

当時、恐る恐る行ってみた訳ですが、結果は拍子抜け。もちろん天后廟のあたりは若干怪しいのですが、観光客も多くて全く問題なし。むしろ楽しくて仕方ありませんでした。
今と違って、路上で煲仔飯を七輪でゴーゴーと炊き上げていたものです。すごい迫力。
で、お客は路上の机で食べてる訳です。面白すぎる!!
勇気を振り絞り、机に座り、手差しオーダーした煲仔飯の思い出。
一口目で、思わず「うめえ!!」と声が出てしまいましたよ。

で、翌日、職場の年配の香港人に話したわけです。
「廟街、楽しかったし煲仔飯旨かったです」って。
そしたら顔をしかめて、「廟街? なんでそんなとこに行くんだ。あまりいい場所ではない。我々は行かないところだ」
・・・考えてみれば、自国の余り綺麗でないところは見せたくないですよね・・・

その時は、廟街に近いホテルを常宿にするとは思いもよらなかったです。いまでも「油麻地に泊まってる」と言うと苦笑いされます(^_^;)

今となっては廟街も「deepな香港」というよりも、「観光地」ですね。
呼び込みも多いし。先日も「アンニョンハセヨー」って声かけられてガックシ。「ンオーハイヤッブンヤン!」と答えると「オオ、ゴメンナサイ、イラッシャイマセ!」(^_^;)

今でも煲仔飯はここで食べるのが好きですが、もう、昔のドキドキ感はないですねー