いどり祭り(11月7日)、豊作を願い 餅をけなす! 
菅原神社、能登町、石川県
 
 奉納した餅(小餅、大鏡餅など)に難癖をつけ口論し合い、稲の収穫を祝い、来年の豊作を祈願する、珍しい農耕神事、「いどり祭り」が11月7日夜、石川県能登町の菅原神社であった。
 
「いどる」は「悪く言う」「けなす」を意味する能登地方の方言。正式には
八講会(はっこうえ)と称せられ、当屋制による古風な新嘗祭りの一つである。室町時代、1534年(天文3年)から約480年の歴史があり、農家らが翌年の稲作へ互いを奮い立たせる意味があるという。
 
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いどり祭り、奉納した大鏡餅(直径約1m、二段重ねの鏡餅)の仕上がりをけなす氏子の当番、菅原神社、鳳珠郡能登町、石川県、北陸中日新聞、2018.11.8
 
いどり祭り(能登のワイルド):YuTube(notonowild): https://youtu.be/ntUo30l07eY
 
(解説)当番の谷屋・小垣(おがき)両地区の氏子が、神前に供えた直径約1m、二段重ねの鏡餅を持ち上げて披露。拝殿に並んだ他地区の氏子らが「尻もちついたみたいにへこんどるわ」「裏側にひびが入っとる」と、次々に文句をつけた。
 
  餅を作ってきた両地区の氏子は「アイススケートができるくらいきれいや」「しわも色気やないか」と、負けじと反論。終わりに梅田真人宮司(51)が氏子らを仲裁し、来季の豊作に向けて互いを励まし合った。(北陸中日新聞、2018.11.8)