手取川霞提
手取川大洪水の氾濫を防いだ先人達の知恵と技術
辰口橋付近70km、能美市、石川県

 白山麓を流れる、石川県最大の手取川(てどりがわ)は、その豊かな水量から水力発電、農業用水、工業用水などに利用され、地域の暮らしに深く結びついている。が、急流河川のため、大洪水により人命や資産が失われた、痛ましい被害の歴史がある。
 
 そこで先人達は、大洪水から生命や財産を守るため、霞堤(かすみてい)と呼ばれる、平面的に不連続な堤防を築きました。これは万一氾濫した場合、次の堤防でその流れを食い止め、氾濫流を本川に戻す役割を果たすものです。
 
 この手取川霞堤は、辰口橋(たつのくちばし)付近、70km、扇状地上に築かれた前近代の治水技術を伝える貴重な土木遺産である。現在もその機能を果たし、見事な不連続堤を遺しているので、2012年(平成24年)度の選奨土木遺産(土木学会)に選定されました。
 
 
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手取川霞提

辰口橋(たつのくちばし)付近70km、能美市、石川県

霞提の最初の上の画像は、手取川の本流の中の曲がった不連続な霞提の姿、下の画像は、豪雨で河川の水量が多くなり、霞提は水没し、氾濫しているが、水の勢いは弱くなり、氾濫流を本川に戻す役割を果たしている。

 
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手取川霞提