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去年マリエンバートで (現代歌人シリーズ18)
2,052円
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庭先のまるい日向にまどろめる明治を知つてゐるやうな猫
ひぐらしがゆるゆると鳴く生きてゐる親が死にたる親を拝(おろ)がむ
葬りたい場面のありていくたびも頭(づ)のない釘を石で打ちたり
短歌を仕事にしているひとの歌集、という印象を受けた。
歌人をはじめとして、文学や芸術、史跡などをモチーフにした歌が多いからかな。
著者が京都のひとだから、というのもあるかもしれない。
京都は日本史と地続きというか、文化財の中に住んでいるというか、そんなイメージがある。なにかこう、「日常」というもの自体が、東京に住む自分とは違うような、そんな感覚。
光源氏の一連も印象的だったのだけど、そのあたりはTwitterに書いたので省略。
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ねこのけいさん (わくわくメルヘンシリーズ)
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「けいさん」って、ねこの名前なのかな……と思って手に取ったら、「計算」の方だった。
腹ぺこな二匹の猫が、魚釣りの道具をもったネズミをみかけて、とらぬ魚の皮算用をする……みたいなお話。
「そしたら、 ねずみが さかなを 3びき
つるまで まてばいい。
おいらは ねずみと、 さかなを 1ぴき
いただくよ。」
オチもしっかりしていて面白いのだけど、下の子(年少)にはちょっとむずかしかったみたいで、ピンときてない顔をしていた。
小学校二年生前後の読み聞かせにはちょうどいいかもしれない。
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ゆうたのおじいちゃん (10) (ゆうたくんちのいばりいぬ)
864円
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ぶっきらぼうな口調のシベリアンハスキー「じんぺい」の目線で語られる、飼い主ゆうたくんとその家族の日常。
今作でフィーチャーされるのはおじいちゃん。おじいちゃん、若いな!というのが第一印象。六十代後半くらいだろうか。自分が親世代だからだろうか、絵本を読むときもなんだかへんなところに目が行ってしまう。
下の子(年少)が今、とてもハマっているシリーズです。
図書館で借りてきたのだけど、今までに読んだこのシリーズとなんだか手触りがだいぶ違った。ページがしっかりしているというか、紙がかたいというか……。
と思って調べてみたら、発行が2018年11月11日だった。そうか、まだ新しいんだ。
シリーズ第一弾の『ゆうたはともだち』は、1988年10月発行だもんな……いままでどれだけの人が手に取ってきたんだろう。
閑話休題。
犬と人とのギャップ、そしてちょっとしたことば遊び感もたのしいシリーズです。
おじいちゃん よみながら ひるね。
おれ かみながら ひるね。
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ペンギンまいごになる
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『ペンギン ほっきょくへゆく』の続編。訳は大澤晶。
ペンギンのグングンオヨギくんと、そのともだちであるパングワン(オオウミガラス)のアッパレモグリくんが船旅に出たのだけど、船が壊れてしまってさあどうしよう。という冒険譚。
ネーミングセンスがすてき。それと、キャラクターたちが無表情なのもじわじわくる。あと、船の名前が地味に変わっていくところとかもたのしい。
冒頭が
あらら、たいへん。こりゃ だめだ!
ふねの エンジンが こわれちゃった。
といきなりなので、前作を読んでからの方が良いと思う。
上の子(小二)も下の子(年少)も、どちらも楽しそうだった。けっこう幅広い年齢層向けかも。




