楽しみにしていた映画『ブレードランナー2049』を早速見てきました。

  
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  言わずと知れた1982年の映画『ブレードランナー』の続編です。35年という長いスパンでの続編となります。
  ハリウッドもネタギレなのかこの手の続編が割と近年目立ちますね。『スターウォーズ』『エイリアン』『インデペンデンスデイ』『ジュラシックパーク』『マッドマックス』などは割と長い年月を経過してから続編が発表されています。この手の続編ものは、前作までの知識はファンのためのお楽しみ要素程度の扱いで、基本的に一見さんにも優しい作りをしていることが多いです。
  しかし、今回の『ブレードランナー2049』は違います。かなり前作の知識を必要とします。幸いにも私は今週、前作をしっかりと復習してから行きましたのでかなり楽しめました。が、20年前に一度ビデオ視聴しただけという一緒に行った友人はポカーンとしていました。
  非常に不親切な映画なんです。
  が、そこがいいんです。

  そもそも『ブレードランナー』という映画は大ヒットした映画ではありません。しかし、その汚れた未来描写やテーマ性で後世へ計り知れない影響力を与えた映画です。そもそもが、見る人間を選ぶ作品であって、見る側もそれを受容することに、ある種の優越感を感じる、という選民思想的な構造を孕んでいるのです。ハードルが少々高くなるのは仕方がありません。私は配給会社の宣伝マンではないので嘘はつきません。
「『ブレードランナー2049』は前作を見てなくても十分楽しめます、気軽に見てください。」なんて口が裂けても言いません。
  必ず前作を見ていることが前提条件で、記憶が曖昧なら今一度見てから、映画館に行くことをお薦めします。

  前置きが長くなりました。
 今回の私の感想とは。。。
 扱っているテーマ性、さらに洗練された未来描写などは秀逸で、終盤まではグイグイと物語世界にのめり込みました。が、正直クライマックスの展開は観客の裏をかきたかったのでしょうが、特段うまくもないし、関心しませんでした。小手先のシナリオ遊びではなく、核心であったテーマを淡々と掘り下げて欲しかったです。

  今回、最も関心したシーンはライアンゴスリング演じる主人公Kのラブシーンです。非常に未来的な描写で、とてもグロテスクでありながら、切なさも感じる非常に揺さぶられるシーンでした。Kは果たして誰と肌を重ねているのか?是非劇場で目撃してください。

  前作の復習は必須と言いましたが、今作の予習はむしろしないほうがいいでしょう。予告編はおろかポスターすら本来なら見ないほうがいいです。私自身が予告編を繰り返し見たことで映画の面白さをかなり減らしてしまったなぁと思ったからです。
   ああ!でも私が今日書いたことも構造としては予告編と同じことをしてしまっている!

  ネタバレせずに人に映画の魅力を語ることって難しいですね。。。

KK