こんにちはニコニコニコニコ

ホンジクリニック日本人スタッフです。

 

本日はプロゲステロン注射についてお話します。

 

不妊治療をされているみなさまの中には、

自己注射をしなくてはいけないことに対して、

ご心配やご不安される方も多くいらっしゃいます。

 

当院で処方した注射については、

いつでも当院で看護師が無料で打ちますので、

不安な方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

しかしながら、通院にかかるお時間を考えますと、

ご自身で打つことができれば、

毎日の生活への影響も少なくてすみますね。

 

院長は大前提として、

みなさまのお仕事やライフスタイルに最小限の影響で

治療を行いたい、との方針がございます。

 

ただ、

目視しやすいお腹や太ももに打つ排卵誘発剤の注射と違って、

自分では見えにくいお尻に打たなければいけない

プロゲステロン注射に抵抗がある患者様は少なくありません。

 

2019年にイギリスのバーミンガム大学が「 New England Journal of Medicine」に発表した研究によると、

黄体ホルモン(プロゲステロン)を投与することで

流産経験のあった患者に対し、

次の妊娠時における流産を予防する効果があった、

との記載がありました。

 

黄体ホルモンは排卵後に高温期を維持する作用があり、

子宮内膜を維持、免疫系を支援するのに必要なホルモンです。

ゆえに受精卵が着床・妊娠を継続する環境を整える

妊娠初期時には不可欠なホルモンなのです。

 

患者様のご負担になることはとても心苦しいのですが、

当院の治療において

このプロゲステロンの注射は省くことはなかなか難しいです。

 

では、

なるべく痛みがないように注射するコツを

看護師から聞いてきました。

 

 

1.打つ場所を冷やす。

 

保冷剤や固く絞ったタオルを冷凍庫などに入れておき、

注射する場所を冷やしておくと、

麻痺により痛みにくくなります。

 

更に冷やすことで血管が収縮し、注射針で傷つきにくくなり、

内出血を予防することができます。

 

 

2.アルコール綿で拭いた後、しっかりと乾かす

 

アルコールで皮膚が塗れている状態で針を刺すとしみます。

単純で簡単なことですが、自分で注射を打つことに緊張して、忘れがちな方が多いのです。

 

3.針を入れる角度は90度

 

垂直に針をいれるのがなんだか怖い、

と抵抗のある方が多いのですが、

60度より浅い角度ですと、

かえって痛みが増します。

勇気を持って90度で針を刺しましょう。

 

4.薬の注入後、数秒待つ

 

薬が全部はいってすぐに針を抜くよりも、

一呼吸置いてから、針を抜くと内出血しづらいです。

 

5.よくマッサージをする

 

針を抜き終わった箇所に、

バンドエイドを貼ってからマッサージを少なくとも1分以上する。

先にバンドエイドを貼らないと、刺した場所がどこだかわからなくなります。

 

油分の多いお薬ですので、しこりになりやすいため、

マッサージを強めにすることをおすすめしています。

手に力が入りにくい場合は、

テニスボールやゴルフボールを使うと、上手にできます。

 

 

以上になります。

自己注射の痛みが少しでも和らぎますように、

みなさまのご参考になれば幸いです。

 

自己注射後、

息苦しさ、心拍数の上昇、嘔吐、部位の発疹、赤くなる、アレルギー反応などがみられましたら、すみやかに病院にご連絡ください。

 

 

みなさまが楽しく妊活出来ますように、

スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。おねがい

 

 

医療・治療に関することだけでなく、

お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

また、12月4日に大阪で院長による無料説明会を

開催いたします。

まだ少し席に余裕がございます。

説明会参加希望の方、直接院長との無料カウンセリングご希望の方は、日本説明会お申込みからご登録ください。

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 不妊治療病院へ
にほんブログ村