こんにちは
ホンジクリニック日本人スタッフです。
本日は女性ホルモンについてお話します。
不妊治療に取り組まれていらっしゃるみなさまにとっては、「女性ホルモン」は、
聞き慣れた言葉ですね？
不妊治療においては、卵巣から分泌される、
エストロゲンとプロゲステロンの
2種類のホルモンのコントロールをしますね？
卵巣内で、果粒層と内卵胞膜の細胞は
共同してエストロゲンを分泌します。
排卵直後の卵胞は出血し、
赤体となりますが、
まもなく黄体へと変化し、
プロゲステロンと少量のエストロゲンを分泌します。
この排卵の時に卵巣白膜が厚すぎると排卵できないのです。
卵胞と黄体からのホルモン動態の変化は
卵巣周期とよばれ、
子宮内膜に周期的に働き
月経周期をもたらします。
つまり、子宮内膜機能層は、
エストロゲンの増加に依存して
フカフカに厚くなるのです。
ゆえに、
エストロゲンとプロゲステロンのコントロールのために
投薬治療が必要となってくるのです。
などという難しい投薬治療は院長にお任せして
、
本日は、普段からご自身で出来る
女性ホルモンの整え方についてお話します。
まず食生活です。
現実には
「これを食べれば女性ホルモンそのものが増える」
などという食べ物はありません。
ただしホルモンバランスを整える助けとなる栄養素や
食材を意識して摂取することはとても大切です。
積極的にとりたい食品はやっぱり
１．大豆食品です。
大豆といえば、大豆イソフラボン。
ただし、大豆イソフラボンばかりを
たくさん食べればいいというわけではありません。
大豆イソフラボンに含まれるダイゼインが
腸内細菌によって代謝されると
エクオールと呼ばれる物質になり、
これが女性ホルモンに似た働きをします。
よって、大豆イソフラボンをエクオールに変えるためには、
腸内環境を整えることが大切です。
しかし、
エクオールはすべての人が腸内で生み出せるわけではありません。
日本人でエクオールを体内で作れる人は約50％。
2人に1人はエクオールを作ることができないのです。
エクオールを自分で生み出せない人は、
エクオールのサプリメントを飲むことで補うことが出来ます。
２．亜鉛と鉄分を多く含む食材
亜鉛は、女性ホルモンを作り出す力や増やす力をサポートする栄養素です。
そして、体の中に取り込んだ亜鉛をはじめとするミネラルを体中に届けるサポートをするのが、鉄分です。
女性はただでさえ月経によって
鉄分が不足しやすい傾向にあります。
鉄不足にならないよう、意識して摂取しましょう。
亜鉛の摂取には、
牡蠣などの貝類、赤身の魚、牛肉などが取り入れやすい食品です。
鉄分の摂取には、
レバー、赤身の肉、赤身の魚、ひじき、小松菜、ほうれん草がおすすめです。
アンチエイジングのために取り入れている方も多い
ナッツ類は、
ビタミンEや鉄分や亜鉛などの栄養素が豊富です。
アーモンド、くるみが身近なナッツとして有名ですが、
台湾にいらっしゃったら、是非クコの実をお試しくださいね。
またの機会にクコの実の食べ方などを詳しく記事にしたいと思います。
次に、良質な睡眠をとること、です。
睡眠時間が不規則になったり、
睡眠不足の日が続くと、
自律神経のバランスが崩れ、
女性ホルモンにも悪い影響があります。
良質で充足な睡眠時間を確保するために、
生活に有酸素運動を取り入れることをおすすめします。
30分程度の散歩や入浴後の軽い体操でも構いませんし、
ヨガやスイミングなど、
ご自身のお好きな有酸素運動をみつけて、
趣味にするのも良い方法でしょう。
結局の所、普段から院長が患者様に話している内容と同じ、
規則正しい生活習慣が大切、
という結論にいたってしまいました。
女性ホルモンのバランスは食生活の他にも、
睡眠や運動、ストレスからも大きく影響されるからです。
やはり、不妊治療には、早道はありません。
規則正しい一日一日を過ごすことが大切です。
みなさまが楽しく妊活出来ますように、
スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。
医療・治療に関することだけでなく、
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