本澤二郎の「日本の風景」(5274)

<袖ヶ浦市にみる腐臭列島の無法無天の惨状>

この国の戦後は、今では何度も言うが、戦争犯罪人のA級戦犯勢力の岸信介や児玉誉士夫・正力松太郎らの極右「改憲軍拡」派が、吉田茂の護憲リベラル派を駆逐してしまった。言論界も正力の後継者となった渡辺恒雄から、そして政界では、現在の安倍・清和会と岸田・宏池会となって、その勢いは遂に43兆円の戦争軍事大国になろうとしている。

背後の財閥ら「死の商人」を狂喜・乱舞させている2024年9月だ。岸・正力・中曽根・渡辺らの原発派・原子力マフィア体制が、ヒロシマ・ナガサキに次ぐ311フクシマの東電原発を爆破させた。その核汚染ごみが、首都圏のオアシスと言われる風光明媚な房総半島の袖ヶ浦市や君津市に大量に投棄されて、40万人の命の水や稲作を危険にさらしている!これほどの恐ろしい事態は、過去の日本では考えられなかった。

 

それでも政府は、核ごみを大量に生み出す原発をやめるどころか、もっともっと増やしていく。過去の教訓を蹴散らしている。そのことを批判しない言論界と議会と司法である。第二、第三のフクシマへと突き進んでいる!異様に異常な永田町(政治屋)と霞が関(官僚)と大手町(財閥)。崩壊寸前の日本政治に、言論の自由が保障されている民主主義の日本ではないか!

そんな時、袖ヶ浦市の建設土木工事の腐敗資料が手元に届いた。

 

<入れ墨やくざ系(北袖商事)が工事落札と地元住民>

日本の建設業界では、談合入札が常態化している。袖ヶ浦市が発注した成教橋補修工事に6社が入札したが、やくざ系の北袖商事が落札。入札額が1億2300万円。市の希望価格が1億2681万円。まさに談合金額で落札した。

 

住民は「石原慎太郎・安倍晋三・森喜朗の東京五輪を連想させる工費の値上げ。いまの大阪万博と同じ」と怒るのだが、結局のところ契約額は1億3530万。2020年10月のことだ。ところが翌年から、なんども契約が変更される。

2022年12月には、2億8951万3400円。2倍以上に膨らんでしまった。2023年3月議会で採決が行われた。典型的な談合事件に対して、20人の市議のうち、反対したのは山口、村田、笹生の3人。公明党は言うに及ばず、共産党の二人も賛成していた。仰天採決に腐敗の大きさをにじませている。

 

「北袖のオーナーは入れ墨やくざ。その娘婿が現役市議」と核汚染ごみ対策委員会の関係者は怒り狂っている。市議会が完全に崩壊している。公明共産も賛成している狂った袖ヶ浦市議会なのだ。不正腐敗が大手を振って歩いている袖ヶ浦市に、木更津市のやくざ系産廃業者が、フクシマの核汚染ごみを不法投棄し、千葉県警も沈黙している。やくざが議会を牛耳っているまぎれもない事実の、一つの事例である。

この北袖商事は、小櫃川広域水道事業団の汚泥処理も落札。「娘婿の在原直樹が副議長として事業団役員。汚泥処理の資格もないの入落札、工事を引き受けた。これも水道事業の腐敗を裏付けている。安心安全の命の水は保証されていない」と小櫃川の水を守る会の関係者は悲鳴を上げている。

 

<木更津市ではごみ収集利権50年以上か>

御存知、君津・木更津・袖ヶ浦・富津は、やくざ代議士で知られたハマコーの金城湯池。小選挙区制でハマダが制圧してしまった。ハマコーの倅や秘書、市議、県議が土建・産廃の利権を牛耳ってしまったと袖ヶ浦市のTは決めつける。

元水田三喜男や池田淳の後援会幹部は「木更津市は消えてしまった。ハマダ市になってしまった」と嘆き悲しんでいる。やくざが支配する房総半島は、真実なのだ。

 

思い出した。息子が小学校や中学校に通っていたころ、同級生の内海君に誘われてPTAの役員にさせられた。そこに入れ墨やくざがいた。農協職員の松本さんと谷萩校長が、危機感を抱いて入れ墨やくざのPTA会長を阻止する活動に引き出されたのだが、入れ墨やくざは農協で暴れまくり、その衝撃なのか松本さんは早死にした。真相を知る必要があろう。

気が付くと、その悪党は木更津市のごみ収集利権を50年以上握っていると近隣でささやかれているではないか。

筆者がやくざ浜名による「木更津レイプ殺人事件」を追及し、公明党創価学会批判に徹する理由である。学会員の内部告発を切望してやまない。殺人事件に見向きもしない千葉県警と木更津署告発も、深刻重大なペンの仕事である。

やくざ暴力団追放国民会議を立ち上げた理由なのだ。

 

<核汚染ごみ・水銀汚染追及に成果なしの9・3議会>

昨日は午前と午後、袖ヶ浦市議会において吉岡・篠崎の二人の市議が、陣場台の放射能・核汚染ごみ問題と日高金属が垂れ流す水銀問題を、追及ではなく質問したが、傍聴者の小櫃川の水を守る会(富樫会長)や高谷・林の原状回復対策委員会(御園豊委員長)の報告だと、さしたる成果がなかった。期待外れに終わった。

残るは千葉県議会における、三輪由美県議の追及を見守るしかないのか。「やくざ暴力団に守られる役人とやくざに怯えながら質問する市議、そしてやくざを念頭に置きながら広報紙を作成する市民運動だから、どうしようもない」との住民の嘆き節が聞こえてくるではないか。

 

<庭に百日紅・へちま咲く茅野村=誇り高い反逆者出でよ!>

我が家には、猛暑にも屈せずに咲き誇る百日紅やへちまの花が頼もしい。木槿(むくげ)もまだ咲き誇っていて見事だ。しかし、房総半島の首長らは、すっかりハのマコー派に乗っ取られ、警察も脳神経を破壊され、正義の行動をしようとはしない。

パソコンを開いても、インターネット情報もYouTubeも右翼改憲派に牛耳られ、平和主義の護憲リベラルの報道は少ない。ところが、YouTubeではいい音楽やいい映画が次々と飛び出してくる。

昨日は「誇り高い反逆者」に感動した。西部劇だが、勇敢な正義の士の活躍に、多くの人々は勇気をもらっている。こそこそとやくざ系首長に頭を下げ、小さな利権に酔いしれる卑怯者に見せたい映画である。

 

<房総半島に美しい花・美しい音楽で正義の県民市民を!>

ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」は、さすがに聞いていて美しく軽快で気分をさわやかにしてくれる名曲だ。数年前に盲目のピアニストの見事すぎる、信じられない演奏に感動したが、まだほかにもいることが分かった。ヨハンナ・ハニコバ(チェコ)、ロザリア・ゴメス・ラシエラス(スペイン)ら。彼女らは軽快に嬉々として演奏する。世の中にはすごい人間がいるものだと感心してしまう。正義の士はどうか。誇り高い反逆者が、房総半島にいるに違いない。安倍ややくざに屈しない言論人・警察官・検事がいるはずである!美しい花の房総半島にしたい。正義の半島にしよう!

2024年9月4日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)