ニンハオ!!
私には数人の中国人の友達が居ます。
彼らは私が大学院の研究室に居る時に同じく研究室に居たので仲良くなりました。
ですから、中国語を少しだけですが勉強しています。
そのせいでしょうか、時折中国人の患者様が外来に来られます。
昨日の事です。
ある中国人が頭痛の訴えで、雇い主と通訳(中国人)を伴って来院されました。
最初は他の女医が診察をしていたのですが、
どうも同僚に叩かれてから頭痛がしはじめたという事らしいのです。
雇い主の話では特に喧嘩をした訳では無く、仕事上で危険を知らせる時に言葉が通じないのでその様になったようだとの事でした。
まあ、いわゆる行き違いという事でしょうか。
しかし、本人は納得できないようで、この女医も結構苦労して居たようです。
そこでMRI検査の後に私と交代しました。
特にMRIには問題は無かったのですが、やはり本人は叩かれたと言うことにこだわっていました。
ですが、やはりこちらが少しでも中国語を話すという効果はあったと思われ、
「まあ、異常がないと言うのが一番だ。」
と言うような事を言って帰って行きました。
やはり、何時も思うのは、中国語を雇う雇い主は少しは中国語を勉強した方が良いです。
それがトラブルを防ぐ元になります。
それから、出来るだけ中国人は顔などを叩かれると日本人以上に面子をつぶされたと思い、プライドが傷付けられたと感じますので、叩かない方が良いです。
日本人は、「自分が悪かったから・・・」と思ってくれますが、中国人は「自分が悪かったから・・・」とは絶対に思いません。恨まれるだけです。
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ここは脳神経外科ですが・・・?
もう7,8年前の事になりますか・・・。
夕方のもう、外来が終わる時間に
「最近、うちで働いている奴の様子がおかしいので見て欲しい・・・。」
と、電話があり、その上司と一緒に来院されました。
話してみると確かにおかしい・・・。
おかしいも何も言っていることがおかしい。。。
挙げ句の果ては、
「先生、早く診察をしてください。今から○○首相に会いに行かなくてはいけませんから・・・」
ここは九州・・・首相が来ているなどとは聞いたことが有りませんでした。
早速、精神神経科に紹介する事としました。
結果は最近奥さんが亡くなったことから来た心身症との診断でした。
この様に精神科の患者様が時折混じってきます。
当然ながら、精神科と脳外科は全く異なります。
言うことが変で、いわゆる「頭がおかしい」のは脳の問題ではなく、精神の問題です。
精神科に行きましょう。
と、ここまで書いていて有る患者さまの事を思い出しました。
そのお祖母ちゃんは長年放浪癖が有って、時折行方不明になっていたそうです。
その時も行方が判らなくなっている時に、頭痛(だったと思いますが)で来院されました。
MRIの結果大きな良性腫瘍が頭に見つかりました。
何とかその旦那様にも連絡が付き、久しぶりに奥様とも対面でき、手術を行うことになりました。
そして術後・・・数日後の話。
旦那様も居るところで突然
「かおり・・・。」
と、女性の名前を口走りました。
特に女性の家族も居らず、
「かおりさんなんていないよぉ・・・?」
すると、旦那様が
「いえ、いえ・・・私の名前がかおりなんです。。。」
「・・・えええええええ!!!!」
「ここ十年来初めて私は名前を呼んで貰いましたぁ・・・」
と旦那様も喜んでいました。その後放浪癖も消えた様です。
ごくごく稀にですが、頭の問題で精神症状を来すことも有ります。
やはり頭の検査も一度は必要でしょうね・・・。
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ああああ・・・天井がまわるぅ・・!!
以前、私のホームページに寄せられた質問です。
「彼がここ三日位めまいが納まらないと言うのです。同じ態勢をしてる時は良いのですが、その状態から頭を動かすとめまいがするとの事。それ以外は症状がないみたいですが、何が原因かわからず心配です。」
典型的な眩暈の症状です。頭を動かす、体位を変える等で、増強する眩暈。
「良性頭位変換性眩暈」です。
結構脳外科に診察に来られますが、これは内耳性の眩暈、つまり耳鼻科の疾患です。
患者様は天地が逆さまになるような感覚が有りますので、ご本人様に取っては辛く、一大事なのですが、実際は何か後遺症が出るわけでも無く、点滴で治まるのを待つだけなので、比較的軽症です。
ところが、ところが、中にはただの眩暈と思っていたら、小脳梗塞や脳幹梗塞だったと言うことも時に有りますので、この様な眩暈が有った時は必ず精査は必要です。
特になかなか改善しない眩暈、眩暈のみでなくしびれ感、嚥下障害、言語障害などを伴っている時は要注意です!!
「脳梗塞」に関してもっと知りたいと思われる方は
をご覧ください。
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お金持ちに成るためには・・・
貴方は成功したいですか?お金持ちに成りたいですか?
成功哲学の本は沢山ありますね。。。
その中でも有名なのは、ナポレオン・ヒルでしょうか。
- ナポレオン ヒル, Napoleon Hill, 田中 孝顕
- 思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき
ナポレオン・ヒル, 田中 孝顕
もしくは、オリソン・マーデンでしょうか。
- リチャード・H. モリタ, Richard H. Morita
- オリソン・スウェット・マーデンの黄金の技術(スキル)―自分らしい成功を見つけるためのヒント
-
- オリソン マーデン, リチャード・H. モリタ, Orison Swett Marden, 舘野 圭司, 来馬 修一
- ザ・レター―幸せな成功者からの17通の手紙
実は全米で100年間に渡るロングセラーを記録している「お金持ちになる」為の本が有ります。
著者はウォレス・D・ワトルズで、1860年生まれです。
下に紹介する二冊はどうも、同じ彼の書籍を翻訳したものの様です。
英語の表題が共に「The Science of Getting Rich」となっています。
読んでいるとナポレオン・ヒルの成功哲学のパックリ?と思ってしまいますが、
違います。ナポレオン・ヒルが愛読していたと言われているのがこの本です。
ですから、こちらが源流です。。。(笑
お金持ちに成りたい方は、この本を読んで実践し、ネガティブな情報や役に立たない成功の本は
読まずに捨てることです。これがこの本の主張です。
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- ウォレス・D・ワトルズ, 宇治田 郁江
- 富を手にする「ただひとつ」の法則
- ウォレス D.ワトルズ, 松永 英明
- お金持ちになる科学
またか・・・。ええええええ!!!
「最近よく頭痛がするんです。。。」
脳神経外科を受診する患者様の殆どが「頭痛」の患者様です。
そしてその原因の殆どが「筋緊張性頭痛」の患者様です。
つまり・・・首筋のコリ、肩コリが原因の頭痛です。
後頭部の表皮の神経は後頸部から出ていますので、後頸部の筋肉のコリが後頭部の痛みとして認識されてしまうのです。つまり、頭の問題ではないと言うことです。
当然、MRIを撮っても何も異常はありません。
「今日朝から頭痛があるんです・・・・。」
ニコニコ笑いながら21歳の女性が診察室に入ってきました。
ちょっと馴れ馴れしいく失礼とも思いましたが、基本的には人なつこいと言うことでしょうか、笑顔も可愛いので、「まあ、良いか・・・」といった感じでした。
どうやら、美容師の学校に行っているらしく、美容師に夢を持っているようでした。
「まあ、肩こりでないかなぁ・・・。念のためにMRIしときましょうかね。。。」
「・・・MRI撮ったら高いですか・・・」
「そうやねぇ・・・○千円位はかかるかねぇ・・・」
「そうですか・・・」
そしてMRIを撮影に行きました。。。。
約一時間後・・・結果が上がってきました。
カチャ・・・カチャ・・・カチャ・・・
写真をシャーカステンに貼っていきました。
「あ・・・・」
「AVMがある・・・」
AVM・・・「動静脈奇形」という病気です。
先天性(生まれつき)の病気です。
通常は動脈血は毛細血管を通って静脈に流れ込みます。毛細血管の段階で、酸素と二酸化炭素の交換や栄養の供給と不純物の取り込みを行っています。
「動静脈奇形」は、動脈血が直接静脈に流れ込む短絡路が出来ている病気です。
ですから、その異常がある部位の静脈の圧は動脈と同じくらいに上昇しています。
症状としては、
1) 脳内出血
2) クモ膜下出血
3) 脳虚血症状ー麻痺などの出現。短絡の方に血流が取られてしまうことによって起こる。
4) 痙攣発作
等を起こして発見されることがありますが、今回のように無症状のままで生活している事もあります。
ですから、比較的高齢になって見つかる事もあります。
患者様に診察室に入って頂き、病気の説明と、まず血管を映す精密検査を行わなくてはいけない事の話をしました。
精査・治療方針は今後進めていくことになりますが、今後の出血の可能性も考えれば、何か治療をした方が良いのでは無いかと考えています。
検査・治療に関してはまたいずれ書きたいと思います。
「脳梗塞」に関してもっと知りたいと思われる方は
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心臓が起こす脳梗塞・・・
^心臓に心房細動(心房ー心臓の部屋の名前)を起こしたり、人工弁が入っていたりした場合に心臓の中に血の塊(血栓)が出来て、それが血液の流れに乗って脳を栄養する血管をつめてしまう為に脳梗塞になることが有ります。これを心源性脳梗塞と言います。
この様な患者様はワーファリンという薬を常に飲んで、血栓が出来ない様に予防をしています。
心源性の脳梗塞は比較的太い血管が詰まる事と、今まで何も問題なかった血管が急に詰まることから、他からの血流の補給が遅れ易いので重症であることが多いです。
つまり、この様な患者様にとってワーファリンは非常に重要で、「命の綱」と言っても過言ではない薬剤と言うことになります。
「脳梗塞」に関してもっと知りたいと思われる方は
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今までに経験したことの無い頭痛・・・
「今までに経験したことの無いような・・・」
「金槌で殴られたような・・・」
と表現されるほど激しい頭痛を起こすクモ膜下出血・・・。前にも述べましたように出血すると1/3の方は亡くなります。
治療には
1.開頭ネッククリッピング術ー動脈瘤の頸部をクリップで挟み込んでしまう。
2.コイル塞栓術ー動脈瘤の内部を金属のコイルでつめてしまう。
の二つの方法しか有りません。よく未破裂動脈瘤が見つかった時に「薬で散らす事はできますか?」と聴かれる方がいますが、虫垂炎でないので散らすことは出来ません。(散らすと言う意味も考えてみるとよく判りませんが。)破れなくする方法は手術しか有りません。
基本的には出血して病院まできた場合は手術になるのですが、手術にならない場合が有ります。
それは、意識が悪すぎる場合です。これは手術をしません。
基本的にはこれらの手術は
再出血を予防する手術
ですので、損傷を受けた脳を回復させる手術では有りません。
来院時の意識状態が昏睡状態で、経過を見ても全く改善しない場合には脳の損傷が不可逆と考えられ、手術を行っても、救命が難しいと思われるからです。
「クモ膜下出血」に関してもっと知りたいと思われる方は
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動脈瘤が見つかりましたが・・・
脳ドックを受けたりした場合、偶然脳動脈瘤が見つかることがあります。
「破れるとクモ膜下出血になります。クモ膜下出血になると1/3の方が亡くなります。手術をしても1/3の方には後遺症が残ります。元気に歩いて退院されるのは1/3のかたのみです。」
貴方はこう言われて手術をしますか?
破裂すると1/3の方は死亡すると言われると非常に怖いです。
もう子供も自立している方で、自分が居なくなっても特に問題ない高齢者の方は「もしも破れたら手術してください。」と言われる方も多く居られます。
でも、まだ子供も小さくて今死んでしまうわけにはいかない・・・と言われる方は非常に迷う事だと思います。
「しかし、報告によって異なりますが、まだ破れていない動脈瘤(未破裂動脈瘤)の破裂率は年間0.5~0.7%程度と言われています。統計学的でない計算ですが、40歳の男性に動脈瘤が見つかった場合、平均寿命(78歳)までに破れる可能性は25%位です。70歳であれば4-5%程度です。」
破れる可能性が非常に高い場合は、手術に踏み切れるのでしょうが、低いと余計迷ってしまいます。
頭を開けると言うのは胸やお腹を開ける場合と比べて余計迷いが生じやすいですよね。
なかなか手術をする決断をするというのは難しいと思いますが、破裂率は大きさや、形などによって変動しますので、医師によく話を聞いて慎重に決断をする事が重要です。
「クモ膜下出血」に関してもっと知りたいと思われる方は
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ある日突然・・・
脳卒中には
1)脳梗塞
2)脳内出血
3)クモ膜下出血
が含まれます。
昔はCT等の放射線学的検査で鑑別が出来なかった頃には、意識が無くなって倒れて、麻痺がある場合には脳卒中と呼んでいたのだと思います。
ちなみに、脳梗塞も、脳内出血も季節の変わり目に多いです。
急に暑くなったり、寒くなったりすると患者数が増加します。
ちょうど今のような時期が多いです。
患者様の血圧が変動しやすくなっており、これが悪影響を及ぼしているのかも知れません。
今の時期は寒い早朝の外出を出来るだけ避け、出かける時の防寒には気をつけた方がよいと思われます。
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救命不可能・・・。
「48歳,男性・・・。仕事中に急に気分不良を訴えて意識が無くなくなったとのことです。
意識状態はJCSで300で、刺激にも反応しません。
血圧は224/124で・・・・・。」
救急隊から連絡があります。
救急車から降りてくると、息も絶え絶えで、
「呼吸止まるかも・・・挿管しようか・・・。」
挿管とは、管を気管まで通しておくことで、気道を確保したり、呼吸器を使う時には行われます。
緊急でCTを撮影すると脳の中央に出血が・・・。
「ああ・・・脳幹出血だわ・・・。」
家族を集めてこう話します。
「脳幹出血です。まず助かりません。もって一週間です。」
脳は
1)大脳
2)小脳
3)脳幹
に分けられます。
大脳は、手足を動かしたり、言葉を喋ったり、ものを考えたりする機能を持っています。
小脳は、体のバランスを取ったり、筋肉同士の協調運動を司っています。
そして、脳幹は呼吸や血圧など、生命を維持していく為の機能の中枢です。
運動麻痺が出ても、喋れなくなっても命には関わりませんが、呼吸が出来なくなったり、血圧が維持できなくなれば生命の維持が出来なくなります。
脳幹出血はこの機能が障害されますので、非常に予後が悪いです。
大抵は他の脳内出血同様に高血圧を既往歴に持っていますが、比較的若年者によく起こります。
殆どの方は亡くなり、救命できたとしても強い四肢麻痺と、嚥下障害、構音障害、顔面神経麻痺などの障害が残るにも関わらず、大脳の損傷が少ないため、比較的意識が保たれているため、非常にご本人様にとっては悲惨な状態になってしまいます。
意識があるのに顔が動かず、喋れず、手足も動かない・・・。こんな状態で貴方ならどうやって意思表示をしますか・・・?
「脳内出血」に関してもっと知りたいと思われる方は
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